「ほら見て、凄いでしょう」
夏休みの間に家でどんどん腕前を上げたタイピングゲームを、彼は誇らしく見せてくれました。
一見人懐こい彼の様子から、人との関りも苦手なようにはまわりから見えないかもしれません。
そのため何の配慮もなく学校でスルーされていることもある、かもしれません。
まわりに援助を求めるスキルは重要ですが、
本来持っている力を引き出すサポートをこちらがすることも同じように重要かと思います。
できないから助けを求める。
助けてもらう。
助けてもらわないとできない。
そういった流れができてしまうと、達成感を持つことが難しくなります。
実際、成功体験が少ないため新たな経験をすることに躊躇してしまう子どもたちは多いです。
「自信を持って取り組める」課題を設定し、達成感を持つことができる経験を増やしていくことができているのか。
もっとこちらでできることがあったのではないか。
マンネリ化していないか。
不必要なことをやらせていないか。
9月は前期支援目標の見直しをします。
保護者の方々の意見や希望を聞きながら、後期からの目標を設定します。
「凄いなあ!もう一人でここまで進んだんや!」