多数派の中で少数派がやっていくためには先ずその違いを知っておく必要があります。
感じ方の違い、思考の違い、受け止め方の違いなど、多数派と自分との違いを探る。
その際に黒か白か、〇か×か、といったハイコントラストでその違いを子どもが捉えないように、
支援者側は話を進めながら丁寧に慎重に子どもの様子を観察します。
AS脳タイプといっても様々ですから、特性の濃い面もあれば薄い面もあります。
「私はこういう場面は平気だけど、これはしんどく感じるわ。~さんは?」
「…、ということはやっぱりここはしんどいから、無理したらアカンのや」
その違いの原因は何か、脳機能の違いについても押さえておきます。
その後、少数派の自分が多数派の中でやっていくための方策を考えていきます。
『攻略法:守りと攻めについて、有効なアイテムを探す』
自分を守るためには。自分の可能性を活かすためには。どのステージで。どの場面でなど。
有効なアイテムとして将来役に立つものの一つに、AS脳タイプの人であればASDの診断があります。
診断は守りとしての最大の武器になりますが、その効力について知っておかなければ役には立ちません。
その話も共有理解を進めていきます。
「将来自分は社会人としてやっていけるのか」
ここ最近、将来に不安を覚える子どもたちが多いように思えます。
多数派という枠に子どもを無理に嵌めようとしていないか。
古い価値観を基準として子どもを観ていないか。
今の子たちは…、などと私もつい自分の物差しで考えてしまいます。
反省しないといけません。
私にとって活力になる有力なアイテムは、
友だちとおしゃべりしながら美味しいティータイムの時間を持つこと。
教室の目の前にあるケーキ屋さん游心の誘惑に、つい負けてしまいます。
糖脂肪分過多気味のオバチャンとしてはいかがなものですが、美味しいのです…。