レッドクリフ上映前に2週間で読み干した北方謙三の「三国志」

ハードボイルドが得意な作家さんみたいなので、
7巻完結(今のところ)のシリーズを読んでみたんですが・・・



・・・と、3冊読んでから気がつき

同じく得意らしい歴史モノに切り替えました。
北方謙三の三国志、登場人物たちの生き方が潔くてカッコよくて面白いんだけど
史実より自分の思い入れをたっぷり注ぎ込むタイプの作家さんみたいで

中国史を全く知らない私が入るには、ちょっと危険なタイプ

正確な史実を知ってから読むにはいいと思うんだけど、
これが史実と勘違いしそうで、かなりヤバイ



で、いくつか調べて「楊家将」を読むことにしたんですね

「楊家将」って、日本じゃあまり有名じゃない話なんだそうだけど、
中国本国では京劇やTVで何度も上映されてて、誰でも知ってる話らしく。
「小説や歴史書を読む人はほとんどいないけど、みんな知ってる」って
位置づけの話なんだって。
日本で言う、「水戸黄門」だと後書きにありました。
リアルに納得

水戸黄門の本は読まなくても、「この紋所が目に入らぬか~」「はは~」は
みんな、知ってるもんね

史実通りじゃなくても、これなら大丈夫かな?って読み始めました

中国にある「楊家将演義」も妖物が跋扈するアヤシさらしいし

この楊家将は父親の楊業と7人の息子が出てくるんだけど、
話の本筋とは別にイチバン印象的だったのが、四男の初恋の話。
戦場で敵の大将が女だったことに気づき、首がとれなかった四郎。
二度目の対峙でも、首の代わりに兜を跳ね上げただけで終わって。
なぜ殺せなかったのか悩んだ四郎が長男の延平に相談したところ。






それが四郎の初恋だったらしい

次は迷わず首はねるって
