満開だった桜も散り始めて、玄関先に花びらが舞い込む頃。
朝のニュースで西国三十三観音の一つ、滋賀県三井(ミイ)寺
の桜が紹介された。国宝の金堂や三重塔と満開の桜は何とも
言えない趣である。
この三井寺は十年ほど前に結願した西国三十三か所巡りの
最初のお寺さんなので思い出深い。しかし訪れたのは桜とは
正反対の寒い一月。おまけに本堂は改修中だった。
長い石段を上って俯瞰した三井寺観音堂である。
日光街道ウォーク、小山市役所脇の小山御殿跡である。
徳川将軍の日光参拝の休憩所として建てられた小山御殿、
二重の土塁や多くの番所など厳重な警戒だったという。
十回も日光参拝した三代家光以降は八代吉宗まで財政難で
日光参拝が中断され、その間に朽ちた小山御殿は古河藩により
解体された。
御殿跡を散策すると思川沿いの桜並木が見える。
脇の小山市役所は昨年5月に竣工したばかりの新庁舎。
広場や小山御殿跡と合わせゆったりとした空間である。
更に思川方向へ歩き小山城址に向かう。昨日も書いたが、
やや紅めの桜は小山発祥の「オモイガワザクラ」である。
次回は小山城址の紹介、祇園城とも呼ばれた。