じんべえ時悠帖Ⅱ

成田街道4日目、まずはユーカリが丘

 前回は武蔵野線の3番電車で出発したので三郷駅のホームで

ちょうど日の出を迎えたが今回は1番電車。日の出までは二十

数分前。乗り換えの西船橋に着いてももまだ2,3分前。

 初めての東葉高速鉄道の終点、東葉勝田台は地下駅。2番の

出口で地上に出るとそこは、成田街道(国道296号)である。

突き当りが前回ゴールの京成本線勝田台駅。

 この交差点を一歩踏み出すと佐倉市に入る。低い朝日を真向から

浴びるので今日は朝からサングラスをかけて歩く。1キロで常夜灯

の前に三つの道標が並ぶ。説明は脇の口碑で。

 ここを左に200メートル入った八幡神社の脇に口碑に書かれる

「加賀清水」がある。まだ脚は元気なので寄り道。これも説明は

口碑に委ねよう。

 志津駅を過ぎ次の「ユーカリが丘」駅前でちょうど3キロ。

近代的な駅前、北側には高層マンションが並ぶ賑やかな街は

よく聞くが通るのは初めて。

 京成本線の駅周辺は高層マンション、郊外が戸建て住宅街と

なっているようだ。

 帰ってから調べると、「ユーカリが丘」は1980年に山万不動産

が開発した住宅街。約250haに最終で8千戸、3万人が暮らす街と

して計画された。

 一気の高齢化を避けるためバブル期でも年に200~300の分譲に

抑え、よくある「分譲撤退型」ではなく、その後の地域全体の運営

も山万不動産が責任を持って行っている。やるのー「山万」。

 北側の地域をループ状に回る「山万ユーカリが丘線」は6つの

駅にどの家からも10分以内で行けるようにと計画された。民間の

非鉄道会社(山万不動産)が運営する日本で唯一の鉄道である。

 当然ながら頭の固いお役所を相手に、その開設は難儀を極めた

という。

 続きは次回、例によってのんびりと紹介していく。


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
ユーカリが丘線の老朽化、管理組合問題など「口コミ」ではいくつかの問題も
指摘されていますが、如何せん匿名の口コミだけではわかりません。
ykoma1949
地域開発・・山万不動産・・都市計画を行政以上に計画を
立てて、しかも鉄道事業迄組み込んだとは、見事な、会社
素晴らしいですよね~ 行政も見習って今後の都市計画に
役立ててほしいものですね~
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