埼玉も群馬も新型コロナウィルスの感染者が増え続ける。
高齢で糖尿病、中山道ウォークは収拾してからの方がいいか
とも思う。
たが、基本的には屋外を歩くだけ。「閉された空間」の
混み合う電車、朝と夕方以降の乗車を避ければよいのでは
ないかと決行?した。
浦和からの高崎線、途中神流川を渡る神保原・新町間で、
「空調機から外の空気を入れるので少し寒くなる」と車内
アナウンスが入る。
今月5日の中山道ウォークで、群馬の新町から倉賀野宿
に着いたが、台風並みの強風に疲れ、旧中山道から離れた
倉賀野の歴史遺構はパスして帰途に就いた。
そこで今回、倉賀野駅から高崎宿へ向かう前にいくつか
探訪してみた。今日はそのサワリだけ。
まずは倉賀野駅に近い九品寺へ向かう。倉賀野駅前から
二手に分かれる道。この間に九品寺はある。右は前回駅に
向かって歩いた道。今日は左を取る。
九品寺の墓地に沿う五貫堀の遊歩道。路面だけでも明るく
しないと歩く気にはならない。
ちょっと迷って辿り着いた九品(クホン)寺の正面入口。
凛とした朝の空気の中、露天の不動明王が迎える。
九品寺は室町時代の延徳三年(1491)、倉賀野五郎行信
が開基とされ倉賀野氏ゆかりの浄土宗の寺。中世の善光寺
三尊像が高崎市指定の重要文化財という。
山門と本堂の間に飛び出しているのは休憩の東屋。何も
ここでなくても良さそうなもの。せっかくだから椅子に
座って本堂などを眺める。
まだ八時半、今日は高崎宿まで約6キロの短い工程。
ゆっくりと倉賀野を味わおう。続きは次回。