じんべえ時悠帖Ⅱ

ウィルスより人間が怖い!

 「コロナウィルスよりも人間(客)が怖い!」

 ドラックストア店員の嘆き、いや怒りがネットニュースで

紹介されている。殺気立ったお客に謝り続ける毎日に「キレ」

気味のようである。

 マスクの品切れは店員の責任ではない。マスク以外の

品切れ騒動もデマに振り回されたお客の責任である。しかし、

それへの対応でドラックストア店員の過労が続くと言う。

 何よりも、普段は優しいお客が「鬼」に豹変するのが怖い、

と嘆く。

 

 そんな新型コロナウィルスの感染予防で、3月7・8日の

松戸市坂川沿いの「河津桜まつり」が中止されると言う記事

を見て、三郷や吉川で満開だから松戸も満開だろうと思って

行ってみた。あの「チェアリング」第二段も狙いである。

 常磐線松戸駅で降りる。松戸と言えばの伊勢丹が閉店して

もう何年になるだろう。駅前から円形の最上階を眺める。

 西連寺の境内を覗いてから坂川沿いに出る。昔は「逆川」

と書き、江戸時代は洪水防止の進め方で代官と周辺村民の

間で揉めた歴史を持つ。

 桜を求めて下流へ向かうと、江戸川への放水路を分岐した

後の坂川本流はグッと狭くなる。そこに水鳥が一羽。決して

綺麗な流れとは言えない。

 車で賑わう春雨橋の袂、板張りの広場に一本の河津桜。

まさかこれで終わりでは?それはないだろう。

 ここから南に折れた坂川、その先に見えた桜並木!?

長くは続かず、両岸に飛び飛びの並木である。

 松戸神社の先にも桜並木が見えるので、ここでチェアリング

(座って花見)の場所を探そうと、まずはワンカップを求め、

「桜まつり」の飾りが続くバス通りに出てコンビニへ。

 坂川沿いへ戻る道は、真っすぐ「松龍寺」へ向かう道である。

松龍寺の入口の橋の袂では、近所の皆さん?が花見の宴。ここに

混ざる手もあるが、かなり図々しい。

 その松龍寺は由来によれば、徳川幕府代々の将軍が鹿狩りの

休憩所としたほどで、かつては広大な境内をを誇り、よって

山号が「廣大山」。

 そして、度々の大火で開山からの山門だけが残った、と言う

が、その山門どころか本堂すら見えぬ工事中。墓地脇の観音堂

だけを拝む。

 松龍寺境内、唯一の収穫。

 この松龍寺が桜並木の終点らしいので、対岸を松戸神社まで

戻りながらチェアリングの場所を探すが、坂川沿いにベンチ

もなく、あったとしてもかなり落ち着かない雰囲気である。

 チェアリングは久々の「戸定邸」の庭園で、と常磐線を

潜って東に向かう。その様子は次回。

 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
庫裏なども毀していますから、きっと大きなコンクリート製の
お寺さんに生まれ変わるのかも知れません。
数年後にもう一度、いや次はもうないかもw
ykoma1949
素晴らしい 桜の お花見・・いいチェアリング
になったことでしょう・・このところの暖かな日々
そして急に寒さが来て、まさに三寒四温のこの頃
早咲き桜は、みんなに誰にも褒められて幸せです
昔は大きな寺院であっても 檀家さんが良くて
経営のいいお寺さんだけが残っていきます。
田舎でも、切り売りして維持しているお寺さんが
沢山あるようです
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