金融庁審議会の報告書で話題になった、老後2千万円
赤字問題に出て来た「高齢者の平均貯蓄額2484万円」。
この「平均値」には大きな問題がある。実際にはこの
平均値以下の高齢者は2/3もいる、ということ。
身長や体重なら、5メートルや5000Kgの人がいない
から平均値近くが多くなるが、貯蓄となるとチト違う。
5億円、50億円、500億円の人もいるから、平均値では
話がおかしくなるのである。こういう場合は「中央値」を
使うべきだと、経企庁出身で今はニッセイ基礎研究所理事
の櫨(ハジ)浩一氏が語る。(今朝の朝日新聞)
高齢者ではなく、2人以上の全世帯の貯蓄額で見ると、
平均は1752万円、中央値は1036万円、貯蓄0円の世帯も
含めると、中央値は978万円となるらしい。
この関係を高齢者に当てはめると、貯蓄0円も含めた
中央値は1387万円。平均値の何と55%になるが、これ
なら納得出来る値である。
統計不正を含め、日本の、いや政府の「統計値」は
よく吟味しないといけないようである。
さて、昨日は埼玉に住む中学(長野市)の同級生五人組
の飲み会。卒業以来、57年ぶりという都内のM子さんも
飛び入り参加してミニ同級会となる。
ひとしきりM子さんの話題の後は、やはり冒頭に書いた
金融庁報告書の年金赤字問題であった。
真昼の飲み会の会場は、池袋西口一番街の24時間営業の
海鮮居酒屋、勿論飲み放題。そして二次会はカラオケ。
予定の阿波踊りの写真に替えて、昨日のスナップを。
二次会のカラオケ、信州人の締めは当然「信濃の国」。