じんべえ時悠帖Ⅱ

復刻の味、半田「カブトビール」

 連休に愛知へ旅行した方に戴いたお土産はレトロな復刻ビール、

半田市の「カブトビール」。グラス付き2本入りのパッケージから

写真を、同梱のパンフレットからその歴史を紹介しよう。

 大阪から仕込釜、福岡から大麦、東京から瓶を調達し明治22年に

三千本出荷された。明治31年からは「半田赤レンガ建物」で生産され、

昭和16年まで生産された。

 明治33年(1900)のパリ万博では金賞受賞。ビール産業黎明期の

工場の姿を遺す赤レンガ建物は国の登録有形文化財になっている。

 明治から大正期の日本のビールは麦汁濃度が高かったので色が濃く

赤褐色、味は重厚で甘味、苦みが強かった。一方炭酸ガスが少ないため

やや気が抜けた味で清涼感が欠けていた。

 大正末期以降はそれまでのしつこさを脱し、色も琥珀色、炭酸ガスが

増えて心地よい刺激で飲みやすく、杯を重ねるのに適した味となった。

ほゞ今のビールと言えよう。

 

日の出の後の江戸川風景

 

 

 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
軽井沢の「ヨナヨナ」ビール、川越の「COEDO(小江戸)」ビールなど最近は地ビールが多いですね。
でも押し並べて高いのでいつもは庶民用の発泡酒です。
そう言えばNHK「新日本風土記」のビール編が面白かったです。
ykoma1949
半田の・・ビール 聞いたことはありますが・・中部セントレア
空港から大分空港への行き来でいつも常滑方面を走ります。
こんど名鉄で半田に降りて・・半田市の「カブトビール」を味わいたい
半田は昔娘が碧南市の病院に勤めていた街で・・最近は少しご無沙汰で
久し振りに・・懐かしく拝見しました
そういえば近くに、ミツカンの工場もあったような・・ 
知多半島にしては いい水が豊富なようです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る