癌になりまして・・前立腺癌の重粒子線治療闘病記

群馬大学病院重粒子線医学センターでの前立腺癌治療日記・・癌の発見から重粒子線治療、治療後の経過・・病後の新たな毎日

骨シンチ検査結果・・重粒子治療闘病記

2013-05-31 22:24:51 | 日記
検査の翌日、総合病院に結果を取りに行った。結果は『○○病院M先生机下』
としっかり封がされており、勝手に封を切る訳にいかない。
翌○○日(土)9時、結果を持って○○病院に出掛けた。1時間近く待って、漸くM医師に封筒を渡す。
直ぐに、それも無造作に封を切り、書類に眼を通す・・(この間が長い)・
・・・・・
『良かったね!』
いやーあー、ホッとした!・・多少は生き延びられそうだ・・
M医師も嬉しそうに『これで、治療の選択肢が増える』
そのあと、今後の治療の相談をした・
・・M医師は、私が痛みに弱いのを良く承知していて、重粒子線治療に賛成してくれた。・・流石だ!
実は、数年前に重粒子治療設備の完成式典か説明会か忘れたが、招待?され説明を受けたことがあった。
その時はろくに聞いていなかったが・
・・縁があったのかも・・
そんな訳で、○○大学病院の泌尿器科への紹介状を書いて貰うことにした。
診療が終わり、かみさん(妻)に電話で転移がなかったことを伝えた。
『良かった・・本当に良かった!!』
と涙声で言われ、思わず潤っときた。
「まあ、何とか、なるさ!」

骨シンチ検査(2)・・重粒子治療闘病記

2013-05-30 20:30:23 | 日記
骨シンチ検査の説明があり、アイソトープ(放射性同位元素)を含む注射をした。見た感じが重たそうな薬剤だった。また、被曝することになる。
3時間後の撮影になるため、一旦病院を出てデニーズに・・・食事制限はないが・・食欲無し・・コーヒーのみ。
やはり、不安だ。
MRI検査では、前立腺内に留まっているとの見方をしているが・・この結果次第では・・
考えても、しょうがない!!
病院に戻り検査室へ・・
MRIに似たガンマカメラで撮影をする。顔にギリギリまで近付き、少しづつ下に動いて行く・・押し潰されるような圧迫感だ。
じっと我慢して・・30分位でやっと終了した。
次は、造影剤を注射してCTを撮る。
横になると、CTの上に造影剤が入った注射器が載っている。自動的に注射するようだが・・案の定、多少漏れたか・・腕は青くなった・・俺も蒼くなった。
アイソトープと造影剤・・大丈夫か、
俺の体は・・
とりあえず、検査は終了した。
検査結果は、明日取りに行く。

骨シンチ検査(1)・・重粒子治療闘病記

2013-05-28 21:52:11 | 日記
何となく落ち着かない日々を過ごし、
9月○○日の検査の日を迎えた。
骨シンチ検査とCTを撮る予定だ。
市内の総合病院に8時半に入り、受付を済ませた。そのあと、地下1階の検査室に向かうと・・そこは霊安室のそばで
・・担当医師?看護師?検査技師?
が、暗い( ̄^ ̄)
検査の説明があった。
『造影剤を注射しますと、副作用が現れる場合があります。確率的には、1万回に1回程度で・・日本語で言うと・・万が一!・・あはは~』
おい、おい、・・ここで、笑えってか
・・どうせなら、もう少し気のきいたギャグを考えて欲しいもんだ。
この人は、毎日検査に来る癌患者に同じギャグを言ってるのだろうか?・・寒い(*_*)・・・
いや、患者の気持ちを和まそうとしているのか?・・・(つづく)

癌の告知・・重粒子治療闘病記

2013-05-26 12:38:36 | 日記
8月○○日が来た。
大丈夫に違いないと自分で思い込むようにしていた。
仕事中ではあったが、11時過ぎに病院に出掛けた。
廊下で待っていると、M先生が診察室に入った。俺と目があったが・・いつもと違う!・・ダメか?!
M医師の話は淡々と誠に明解であった。『18ヵ所採取した細胞の5ヵ所から癌細胞が見つかりました』
癌細胞は、前立腺の両葉から見つかったが、前立腺内に限局したもので、グリソンスコアは『6』であるとの説明を図を書いて丁寧にしてくれた。
簡単に言うと、前立腺内に収まっている比較的大人しい癌細胞があったということらしい。
妙に冷静に説明を聴いていた。
全く予想していなかった訳ではないが
・・どうも実感がない・・・あ~あ、
やっぱり癌なのか・・俺はもうダメか
M医師は、今後の治療方法を説明している。転移がないか調べる必要があるので、骨シンチ検査ができる病院に予約をしてくれた。9月○○日に市内の総合病院に行くことになった。
もし、転移してたら・・一機に不安になった・・成るようにしか成らない。
・・開き直った!!・・早つ!
お母さん(妻)に電話・・出来るだけ冷静に伝えた。
励ましてくれる声が、いつもより固かった。
まあ、しょうがない!治療をするしかない。直ぐには、死なんだろう。
出来だけ、明るい癌患者になろう!

『追伸』

グリソンスコア・・・癌細胞の悪性度を表す数値で、細胞の最も多い成分の悪性度と次に多い成分の悪性度を合計して評価する。2~6は、大人しい癌細胞・・らしい

骨シンチ検査・・アイソトープを含んだ薬剤を静脈注射し、専用のカメラで撮影して癌細胞が骨に転移していないか確認する検査




前立腺の生検(4)・・重粒子治療闘病記

2013-05-25 17:21:01 | 日記
・・朝だ!!
朝方に少し寝られたが、スキッリしない。体が何となくだるく、胃も痛い。
あ~あ、そうだ!昨日から何も食べていない・・からか?
朝食は、重湯だ!・・これが旨い!
おかわりはないので、大切に大切に・
・食べた・・すぐに終わった。
9時前に、M医師が『おはよー!どうだい?』と言いながら、何か手に下げて病室にやって来た。
『これ!これ!・・18ヵ所も採ったから・・』小さな瓶が沢山入った袋を見せて、何故かとっても嬉しそうだ。
前から変わった医師だと思ってはいたが、・・何でそんなに嬉しそうなんだろう?
生検の前にMRIを撮って怪しい箇所があったから、その辺りを多く採取したらしい。ネットで見ると通常は10ヵ所位なので、2倍近く採ったことになる。
とりあえず、オシッコは出るし血尿もないので、術後は順調なようである。
午前中に退院する事が出来た。
結果は、翌週8月30日に判るとのことである。・・PSA8.1位なら、癌の確率は30%位らしいので、多分大丈夫だ!
・・たぶん・・た・ぶ・ん・・
『追伸』
退院後2日目に仕事で!深酒・・数日後に仕事で!ゴルフをしたところ・・トイレで力を入れると血尿が・・暫く悩まされる事となった。