マクロン仏大統領、カリブ海のハリケーン被災地を訪問
2017年9月13日 7:43 発信地:マリゴ/フランス AFP
【9月13日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は12日、ハリケーン「イルマ(Irma)」が直撃した
カリブ海(Caribbean Sea)にある海外領土の島々を訪問し、被災地支援の取り組みをめぐる批判を一蹴した。
マクロン大統領が乗った航空機は、フランス領とオランダ領に分かれているサンマルタン(フランス名:Saint Martin、
オランダ名:シントマールテン、Sint Maarten)島に到着した。同島ではイルマが去った後、略奪行為や無法状態が広まり、
怒りの声が強まっている。
これに先立ち、同じくカリブ海の仏海外領土グアドループ(Guadeloupe)に入ったマクロン大統領は、イルマが直撃した6日の
数日前から、「第2次世界大戦(World War II)以来、最大規模の空輸」の準備を始めていたと釈明。「今は言い争う時ではない。
通常の生活を取り戻させることが最大の優先事項だ」と述べた。
また英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)外相も、英領のバージン諸島(Virgin Islands)とアンギラ島(Anguilla)を
訪問する。英政府は救援活動と治安を強化するため、既に軍の要員997人を派遣している。
ハリケーンが直撃したカリブ海のフランス海外領土サンマルタン島を訪問し、住民と話すエマニュエル・マクロン大統領(右、2017年9月12日撮影)
ハリケーンが直撃したカリブ海のフランス海外領土サンマルタン島を訪問し、住民とがれきの中を歩くエマニュエル・マクロン大統領(中央、2017年9月12日撮影)
カリブ海のフランス海外領土サンマルタン島を訪問し、ハリケーンの直撃で倒壊した建物のそばで住民らにあいさつするエマニュエル・マクロン大統領(中央、2017年9月12日撮影)
ハリケーンで被災したカリブ海のフランス海外領土を訪問したエマニュエル・マクロン大統領(中央)。最初に訪問したグアドループからサンマルタン島へ向かうヘリに乗り込む前の様子(2017年9月12日撮影)
ハリケーン「イルマ」の直撃で被災した、フランス海外領土サンマルタン島の様子(2017年9月12日撮影)
ハリケーン「イルマ」の直撃で被災した仏海外領土サンマルタン島で、損壊した家屋の脇に立つ憲兵(2017年9月12日撮影)