英紙サンデー・タイムズは関係者への取材を基に、ロシアが新たなドーピング疑惑で東京五輪出場
禁止処分を受ける可能性があると報じた。
問題となっているのは男子走高跳のダニイル・ルイセンコ選手(ロシア)。ルイセンコ選手は事実と
異なる申告をして、ドーピング検査を回避した疑いがある。昨年、病気のため検査には出席できない
という偽造文書を提出することで、複数のドーピング検査を回避したという。
Russia is facing a ban from competing in the 2020 Olympics over allegations that its top athletics officials oversaw the forgery of documents to cover up a doping offence by a high-jumper tipped to win gold at the Tokyo games https://t.co/Pinnxsnlu0
— The Sunday Times (@thesundaytimes) 2019年6月1日
関係者は、疑惑が正しいと証明された場合、ロシア代表はほぼ確実に東京五輪の出場停止処分を
受けるだろうと述べる。
ロシア陸上競技連盟はロシアのスポーツメディア「スポルト・エクスプレス」の取材に応じ、
この状況にコメント。
「私たちは調査が客観的であるよう関心を抱いており、疑う理由は私達にはありません」
露大統領府、東京五輪出場禁止の可能性「認識せず」 報道官
ロシアのペスコフ大統領報道官は3日、ロシアの2020年東京五輪への出場禁止の恐れが報じられた
ことを受け、そうしたことをロシア大統領府は全く関知しておらず、また同問題はそれを報じた
西側メディアが決めるものではないと述べた。
英サン紙は、ロシアの走高跳のダニール・ ルィセンコ選手のドーピング疑惑をめぐる状況から、
ロシアは2020年の東京五輪への参加が取り消される恐れがある と報じた。
ロシア大統領府のペスコフ公式報道官はサン紙の報道についての記 者団からの 質問に答え、
「我々には一切知らされていない」 と語り、いずれにせよ、 ロシアの東京五輪の参加の可否を
決めるのはこの記事を書いた報道 機関ではないと指摘した。