豪戦闘機6機が千歳に到着 空自と国内初の日豪共同訓練
戦闘機による日豪共同訓練のため、航空自衛隊千歳基地に到着し、あいさつする豪空軍のジェイソン・イーストホープ中佐=20日午後、北海道千歳市
航空自衛隊とオーストラリア空軍による共同訓練に参加するため、豪空軍のFA18戦闘機6機が
20日、北海道千歳市の空自千歳基地に到着した。空自が国内を拠点に豪軍と実施する共同訓練は初めて。
空自から北部航空方面隊のF15戦闘機10機とF2戦闘機3機が参加し、千歳基地を拠点に北海道沖の
日本海や青森県沖の太平洋上で訓練を行う。
日豪共同訓練の名称は「武士道ガーディアン」で、昨年9月にも計画されたが、北海道胆振(いぶり)
東部地震のため中止。同10月の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)で、今年中に実施する方針で
合意していた。
戦闘機訓練は9月24日から10月4日まで。豪空軍は、アンバレー空軍基地の第81航空団第
77飛行隊を中心に約150人が参加する。同飛行隊長のジェイソン・イーストホープ中佐は
「2年がかりでここに来られた。オーストラリア空軍と航空自衛隊の関係の成長と強化を約束する」
などとあいさつした。
日豪共同訓練実施の発表を受け、北海道は訓練中の事故防止や規律の維持に万全を期すよう防衛省
北海道防衛局に要請。千歳市は戦闘機の離着陸時に市街地上空の飛行を避けることや、休日と深夜に
訓練を実施しないことなどを確認した。
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