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<中国報道>テーブルに爪楊枝を置いてはならない タブーが多すぎる日本

2017-09-10 21:16:53 | 文化・皇室王室関連・宗教など

テーブルに爪楊枝を置いてはならない タブーが多すぎる日本

2017-09-10 09:20:00    中国網
 
日本は世界的にみてもタブーの多い国であることは、世界の民俗学者が共通して認識するところである。日本人にとってタブーは

マナーと同様に重要なものである。タブーを破ると失礼な態度をしたとみられ、マナーを知らなければ容易にタブーを破ることにな

る。数えきれない日本のタブーは、日常生活の隅々でみられる。

 

テーブルに爪楊枝を置かない

 日本はお箸文化圏に属する。箸を使用する際のマナーは研究つくされており、タブーも多い。たとえば「たたき箸」。箸でお椀などを

叩くのはタブーである。妖怪を招来すると考えられているからだ。あるいは

「ねぶり箸」。テーブルや人前において、箸に付いた物を舐めるのはタブーだ。他の食器で削ぐべきである。

「迷い箸」は、料理の前で何を取るか迷い、箸を行ったり来たりさせることだ。

「刺し箸」は、箸で料理を刺すのが問題というより、刺した料理を口に入れたり皿に置いたりすることがタブーである。

「寄せ箸」。手ではなく箸を使って食器を手元に引き寄せるのはタブーだ。

「そら箸」。箸で料理を掴んでからまた戻す行為はタブーである。周りの人に訝しがられると共に、主人は料理が口に合わない

のかと思う。

「なみだ箸」。箸で料理を取った際、汁がタラタラ落ち、他の料理や周りの人に影響を与えるのはタブーである。汁の多い料理は

スプーンなどを使うべきである。

 

 死に関するものは日本人にとって最大のタブーである。二人で箸を使って料理を挟むのは大きなタブーだが、これは葬式の

風習に由来する。日本では火葬後、2名の親族が箸を使って共同で遺骨を拾い、骨壺に収める。その動作を想起させるため、

大きなタブーとなっているのだ。めでたい席や公のテーブルでは特にやってはならない動作である。

他にも、ごはんの椀に箸を縦に突き刺すこともやってはならない。死者の供養の際にするものだからだ。


 他にもテーブルのタブーは数多い。日本人もお茶を飲むのが大好きだ。中国ではたっぷり入れることで敬意を示すが、

日本では「七分のお茶と三分の思いやり」が提唱されている。「ずっと話し続けたい、ずっと関わっていたい。だからこそ、余地を

残しておきたい」という意味が込められている。

 

 日本人は人前で爪楊枝を使うのを嫌う。優雅でないからだ。そのため日本の食事のテーブルで爪楊枝はあまり見かけない。

ただし、気の利いたトイレには爪楊枝が置かれていることがある。つまり隠れたところで歯の手入れをしようという意味だ。

 

 寿司を食べるとき、何回かに分けて食べるのもタブーである。伝統的な寿司のサイズなら一口で食べられるはずだ。もし一口で

食べなかったら、寿司職人は自分の作った寿司の大きさが悪かったと考えるはずだ。

 

 魚を食べる際にひっくり返すのもタブーだ。魚がひっくり返ると、船が沈没するという漁師のジンクスがあるからだ。魚を食べる

順序は、まず頭のほうから食べ始め、中間部分を皿の片一方に移し、そして尻尾のほうを食べる。

 

 日本では、魚や肉の骨をテーブルに捨てるのはタブーである。気の利いた日本料理店やホテルには口の小さい小壺が置かれて

おり、食べ物のごみをその中に入れられるようにしている。テーブルが清潔で、気持ちよく保たれる。

 

 食事の席で、特に女性がいる場合は、下品な話をすることはタブーである。礼儀知らずと思われるだけでなく、教養に欠ける上、

セクハラと見なされる可能性もある。


 食事の席は、後輩に礼儀やタブーを教育するいい機会だと日本人は考えている。日本人の食卓習慣では、年長者や主人がまず

「いただきます」と言う。そうして初めて、家族は箸を持ち、挨拶して食事を始める。

 

プライバシーにかかわるお喋りをしない

  日本の習慣では、他人のプライバシーを直接尋ねることは大きなタブーである。もしこのタブーを破れば、教養のない人だと

思われる。なかでも嫌がれる質問は、相手の金銭に関すること、結婚しているかどうか、身体的欠陥などである。

 

 日本文化において、たとえ親しい間柄であっても、金銭については敏感である。中国でみられる「親兄弟でも財布を分ける」と

いう習慣は、日本ではさらに徹底される。両親が娘に金を貸す際も、借用証を書き、いつ返すのか明記する。

 

 日本は多くの中国文化を受容している。しかし動詞の後に目的語を置く中国語の文法は受容しておらず、順番が逆になっている。動詞が後ろに置かれることから、「YES」か「NO」は最後の最後に言うことができるという特徴がある。そのため日本人は、相手の顔色や口調を見計らいながら、臨機応変に相手に対して温和な口調で話していくことで、相手の感情を害することを避けられる。

 

 日本人は交流する際、視線を合わせることを嫌う。特に相手をじっと見つめるのはタブーである。もしすると、相手が気まずく

感じることになる。それを回避するため、民俗学者がいい方法を考案している。つまり、会話をするときには草花や壁の絵、

美しい風景などを探すのだ。それを鑑賞しながら話せば、巧妙に視線を外して相対することができる。


病人のお見舞いに蓮華はNG

 日本には寓意的なタブーもある。日本語の「死」と発音が同じ「4」や、4が含まれる数字や物件が、日本人のタブーとなっている。

そのため日本の病院や有名な集会場所、高級ホテルでは4、14、24、42などの数字が避けられている。患者の面前での死に

関する話題はなおさらタブーである。物を贈る際に4個セットで渡すことは避けられている。

 

 病人へのお見舞いで蓮華を贈ってはいけない。お祝いのカードに蓮華の絵を描いてはいけない。日本では、仏教の葬式で使われ

る花だからだ。櫛を贈るのもNGだ。櫛は毎日使う日常品だが、発音が「苦死」と同じなので贈り物としてはふさわしくないのだ。