北朝鮮の核実験場付近でM2.7の揺れ、自然地震との見方=韓国気象庁
【ソウル】韓国気象庁は13日、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)の核実験場付近で、日本時間の同日午前1時41分ごろ、
マグニチュード(M)2・7の地震が発生したと発表した。同庁は、震源の深さは3キロで、自然地震だと分析している。
発生場所は、北朝鮮が9月3日に6回目の核実験を行った場所から北北西に約10キロ。同庁関係者は「核実験で周辺の地層が
不安定になり、それに誘発された揺れだ」との見方を示した。
一方、米地質調査所(USGS)は、M2・9で、震源の深さは5キロと発表している。
9月23日にも豊渓里から北北西に約6キロの地点で、M2・6と3・2の2回の地震が観測された。この揺れも核実験の余波と
みられており、さらに核実験が強行されれば、実験場の地盤の崩落で核物質が拡散する恐れも指摘されている。