台湾を中国の一部とする地図を禁止。 米下院、国務省歳出法案可決
2021/07/29 15:54 中央通信社 フォーカス台湾
(ワシントン中央社)米下院は28日、台湾を中国の一部とした地図の作成や調達、展示を米政府に対して
禁じることを盛り込んだ2022会計年度の国務省対外活動・関連計画歳出法案を可決した。
共和党のトム・ティファニー議員やスティーブ・シャボット議員ら親台派議員5人がこの日の議会で、
台湾を中国の一部とした地図の作成などを政府に対して禁止する修正案を提出した。
ティファニー氏らが提出した修正案は口頭による採決の方式で全会一致で可決され、歳出法案に盛り
込まれることが決まった。
同法案は賛成217、反対212で可決された。今後上院に送られ、上下両院で可決されれば、バイデン大統領
の署名を経て成立する。
安倍前首相、台湾訪問の意向 外交部「全力でサポート」
2021/07/29 13:00 中央通信社
(台北中央社)安倍晋三前首相が日本紙の取材に対し、李登輝(りとうき)元総統の逝去から30日で1年を
迎えるに当たり、台湾を訪問したい意向を示していることについて、外交部(外務省)は28日、安倍氏の
訪問を強く歓迎するとし、必要なことがあれば全力でサポートするとの姿勢を示した。
産経新聞によれば、安倍氏は李氏について、世界でこれほど日本を思ってくれたリーダーは他にいな
かったとした上で「諸般の状況が許せばお墓参りをしたい」と述べた。
同部は、安倍氏が李氏を強く慕っていることに感動させられたと言及。台湾の国際参加への支持表明や
日本政府による新型コロナウイルスワクチンの無償提供の後押しなど、安倍氏の長きにわたる台湾への
支持と深い友情に心から感謝するとの立場も示した。
頼清徳(らいせいとく)副総統は28日、日本語でツイッターを更新。安倍氏が訪台の意向を示している
ことに「とても感動しています」として歓迎する考えを示した。
安倍氏の台湾訪問「実現強く願う」=李登輝氏次女 あす一周忌
2021/07/29 17:42 中央通信社
(台北中央社)昨年7月30日に死去した李登輝(りとうき)元総統の一周忌を控え、日本の安倍晋三前
首相が台湾訪問の意向を示していることについて、李氏の次女、安妮さんは29日、「無事に実現する
ことを強く願っている」と述べた。イベントに出席した際、メディアの取材に応じた。
一周忌に合わせ、遺族らは30日、李氏が眠る五指山軍人墓地を訪れる予定で、蔡英文(さいえいぶん)
総統と頼清徳(らいせいとく)副総統も参加する。
安妮さんは安倍氏の訪台のタイミングについて、調整が続いているとし、安倍氏が五指山を訪れるのは、
30日でなくても構わないと理解を示した。30日に五指山に赴いた際には、安倍氏が訪台を願っている
ことを李氏に報告するとも話した。
安倍氏の訪台が実現した場合、立法院(国会)で演説するかも注目されている。游錫堃(ゆうしゃくこん)
立法院長(国会議長)は与野党の意見を聞く必要があるとしつつ、超党派議員連盟「台日交流聯誼会」の
会長として安倍氏の訪問を強く歓迎するとの考えを示した。