シベリアが燃えている。30度の暑さで森林火災が急速に拡大
2019年07月29日 20:29 SPUTNIK
ロシア・シベリアの森林火災で、合わせて100万ヘクタール以上の森林が燃え、さらにサハ共和国で
113万ヘクタールの森林が燃えている。ロシア連邦森林局が発表した。
クラスノヤルスク森林火災センターによると、森林火災の原因は自然的性質を有している。火災は
気温30度という暑さ、突風、雨を伴わない落雷によって始まった。
ロシアの著名人らは、シベリアの森林火災にファンや当局の関心を引くためのキャンペーンを開始した。
地元の住民たちは、シベリアの全地域で非常事態宣言の発令を求める請願書を作成、20万人以上が
署名した。
現時点では、クラスノヤルスク地方、イルクーツク州、ブリヤート共和国の2つの地域とサハ共和国の
3つの地域で非常事態宣言が発令されている。
また、先に伝えられたところによると、イルクーツク州にある塩素などの化学物質を生成する
「Usolyeximprom」社について、同企業を再建しなければ
チェルノブイリ原発事故に匹敵する世界規模の環境災害が発生する恐れがある。