<8/9続報>
2017年08月09日 06:27 AFP
【8月9日 AFP】中国南西部・四川(Sichuan)省の山岳地帯で8日午後9時20分(日本時間同10時20分)ごろ、マグニチュード
(M)6.5の地震が発生し、少なくとも7人が死亡した。同国政府の推定によると、最大で100人が死亡した恐れがある。
米地質調査所(USGS)によると、震源地は同省成都(Chengdu)の北284キロで、震源の深さは10キロ。国営新華社(Xinhua)
通信は、7人が死亡、88人が負傷し、うち21人は重傷を負ったと報道。被災した地域は人気観光地で、死者のうち少なくとも5人は
観光客だった。
だが中国の国家減災委員会(National Commission for Disaster Reduction)は公式ウェブサイトに投稿した声明で、
被災地での2010年の国税調査結果に基づき、死者は最大100人に上る可能性があると推計。初期分析結果として、住宅13万棟
以上が損壊した恐れがあると発表した。
被災した九寨溝(Jiuzhaigou)県には、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage Site)に
登録され、中国有数の知名度を誇る国立公園がある。新華社によると九寨溝国立公園では地滑りにより観光客100人以上が
孤立したものの、死傷者が出たとの情報はない。
中国南西部・四川省九寨溝県で発生した地震の被害状況を写したとみられる写真。
中国南西部・四川省成都で、地震の被災地に向けた出動準備を整える武装警察(2017年8月8日撮影)
この地震も三峡ダムが原因?
中国「三峡ダム」危機--最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する
中国地震局によりますと、日本時間の8日午後10時19分ごろ、中国内陸部・四川省の九寨溝を震源とするマグニチュード7.0の
地震がありました。震源の深さは20キロと推定されています。
中国国営の新華社通信は、現地では家屋が倒壊しており、住民たちが速やかに避難を行っているとの情報を伝えています。
また、国営の中国中央テレビは、現地の映像を伝え住宅の天井の照明が大きく揺れている様子がわかります。
九寨溝は、世界遺産にも登録され、中国有数の観光地になっています。
一方、新華社通信の英語版によりますと、震源からおよそ300キロ離れた四川省の成都でも揺れが感じられたということです。
これまでに5人が死亡、63人がけがをし、地元政府が現地で救援活動を行っています。
中国中央テレビ 軍幹部「立っていられない強い揺れ」
ネットには市民が避難する映像
中国 四川省 九寨溝でM7.0の地震 中国地震局(2017/08/08)
九寨溝とは
日本人けがの情報なし 重慶の日本総領事館
2008年には四川大地震も
2008年5月、四川省の中心都市、成都の西北西90キロの※ブン川県付近で発生したマグニチュード8.0の四川大地震では、
また、2013年4月には、四川省雅安市付近を震源とするマグニチュード7.0の地震が起き、およそ200人が死亡、1万3000人以上