加曽利式土器を見ると誰でも海の波を思うようだ。
その意識で十日町の土器を見るとなんだか波に見えてきた。
火焔土器 加曽利式土器 水煙土器
それも海の大波では無く、信濃川の岩に激しく当たる川の波、と感じられてきた。
水煙土器もやはり、水のうねる波のようだ。
引用します----ーーーーーーーーーーーー
■火炎土器は、そのほとんどが新潟で見つかっている。
北関東や福島県で「火炎形系土器」などと呼ばれているものが出土していますが、これは形と文様帯の区分だけが似ている土器群であって「火焔型土器」とは呼べないものです。
私は、火炎土器について調べる前までは、この土器は1個しか発見されていないのだと思っていましたが、東日本の200を超える遺跡から発見されているそうです。
そのほとんどが新潟県内で発見されていて、山形・福島・群馬・栃木・富山などの周辺地域でも出土していますが、それらは新潟県内のものに比べて、器形・文様ともかなり変化したものになっています。
典型的な火焔型土器は、新潟県内に分布が限られ、なかでも最盛期の火焔型土器は中魚沼郡津南町から長岡市にかけての信濃川上・中流域で集中的に出土しています。