金生遺跡の立地は
太陽観測とカレンダー作りには絶好の立地だった
暦作りのための冬至と立春の確認のためには 東の山茅が岳を配置
カレンダーには 西の甲斐駒ヶ岳と鋸岳、それに続く山脈を採用
これほどの立派な山岳を東西に備えている地形は他に無いだろう
その上に南北には富士山と八ヶ岳が配置されていた
絶好の立地に加えて絶景が備わる立地である
国内にはもちろん、海外でもこうした地形は存在していないだろう
このような山岳環境を見出して、天文台の施設として選んだ縄文人には脱帽する
是非この金生遺跡に来て回りを見上げて見て、周囲の環境に驚いて欲しい
金生遺跡天文台の立地を紹介します
景観は写真に示しました。
南の景観
遺跡の位置はこの辺り
南に向かって左から茅が岳、中央遠くに富士山が見える、右は西側に南アルプスの山脈があり、甲斐駒ヶ岳の三角形が際立って見える。
天文台は中央右手手前になる。立地はこうした大景観の中心にある。
東の山並み
笠無山 金峰山 茅が岳
西の山脈
この景観そのままが世界遺産としての価値があると思う。
またこの写真からははっきり見えないものの、20万年前に八ヶ岳が山体崩壊して出来た逸見山の地形が姿を見せ、崩壊地形には流山や韮崎まで流れて七里岩となりさらに・・・・
その先には富士山が見え、山体崩壊が造った地形は、未来を既視させるかのように見える。
山体崩壊の前の山の姿と、山体崩壊後の地形の両方が一視野のなかに入っている。
2023.01.20 景観写真と説明を追加