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スミレー小さな幸せ

2006-02-19 05:51:44 | Weblog
 
小さな幸せ

イメージ 1
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  今日の花「スミレ」。 花言葉は「小さな幸せ


スミレ科。多年草。

世界の温帯地域を中心に、
およそ450種が確認され、

日本の自生種は、60種とも100種以上とも言われており、
結構な「スミレ大国」。

花期は、3~6月。

花色は、紫の濃淡のほか、白・黄色など。
高地に生えるものは、黄色が多いようです。


草丈は、10センチ前後。


すべての葉が一枚一枚根元から生えるタイプ(茎なし)と、

短い茎の先に葉をつけるタイプ(茎あり)があります。


大工道具の一種「墨入れ(墨壺)」に形が似ているので、
この名になったとされています。

ちなみに「墨入れ」は、
墨をつけた糸を使って、材木に直線を引くための道具。

パチンと糸をはじくようにして、
あっという間に直線の目印をつけることができます。

開いた花の後ろにある
「距(きょ)」という部分の形を見立てました。


繁殖方法が特徴的です。

可憐な外観から見ると、なかなかパワフル。

「何が何でも、増えまっせ~!」という、

「ど根性」すら感じさせてくれます!
(最近はやりの「ど根性野菜・果物」に続け!?)


閉鎖花(へいさか)」という、

実をつける専用の、花びらが未発達の器官を持ち、
花期の後、秋まで次々に種を作り続けます。

「自家受粉」できるので、
必ず種が作れるというわけ。

さらに「種飛ばし」の機能もついています。
種によっては、5メートルも飛ばせるものも。


さらに、種には、

アリが好む「エライオソーム」という脂肪分がついていて、
食糧とするため、アリはスミレの種をせっせと巣に運びます。

エライオソームが食べられた後、
種本体は残り、運ばれた巣の近くでの発芽がねらえます。

結果的に、種が遠くまで運ばれて、
新しい場所での繁殖の可能性をつかめるのです。


消炎などの薬効があり、
新芽、若葉は食用にも利用されます。

花も「エディブル・フラワー(食用花)」。
砂糖漬けが、お菓子の飾りに使われたりしますね。

「ニオイスミレ」は、香料・アロマテラピーの精油に。


美しさだけでなく、
様々に役立ってくれる花で、

「小さな幸せ」以上のものを、与えてくれます。
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