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じんちょうげ

2006-02-23 16:49:02 | Weblog
 さて、今日の花「ジンチョウゲ」。



ジンチョウゲ科。常緑低木。

中国が原産地。

日本への渡来はかなり古く、
室町時代前後と見られています。

高さは、1~1,5メートルほどで、
庭木にちょうどいい大きさ。

花期は、2~3月。

花芽そのものは、12月ごろから葉の間に見え始めます。

じっくり3ヶ月かけて、つぼみを「熟成」させて、
香り高い花を咲かせるのです。


花色は、多くは「外側が赤紫、内側が白」の
ツートンカラー。
筒状の「萼」の先が、4つに分かれて花びらのように見えます。

改良品種には、白色(シロバナジンチョウゲ)や、
淡い紅色のものもあります。


雌雄異株。

日本で見られるのは、ほとんどが雄株です。

この点は「キンモクセイ」とよく似ています。


名前の由来は、

「沈香(ジンコウ)」と
「丁子(チョウジ)」を合わせた香りに似ているから、

また「香りが沈香」「花が丁子に似ているから」ともいわれています。

ちなみに「丁字」とは、スパイスの「クローブ」のこと。


花を日干しにして煎じた液は、

歯痛や口内炎・のどの痛みなどに効果がある、
民間薬としても利用されています。


それほど勢いよく成長する種ではないので、
剪定はあまり必要ありません。

また、挿し木で増やすことができますが、
移植を嫌うようです。
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