エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

エンタテインメントの責任

2018-09-03 11:28:28 | 日記
若者がドラッグで、問題を起こしたり、教会(宗教)が不祥事を起こす度に、エンタテインメントにも責任があると思う。
危険なドラッグや怪しい宗教に頼らなくても、エンタテインメントが、苦悩を乗り越える手助けをするべきだ。生きることに希望を持たせるべきだ。救いになるべきだ。が、残念ながら、今のエンタテインメントには、その力が足りない。
何が足りないのか?自分の体験から言うと、今のエンタテインメントは単発すぎる。その瞬間は楽しいが、すぐ現実に戻される。苦悩を乗り越えるだけの、持続性がない。でも、ゲームはその反面、持続性が問題になっている。寝ずに何日もやる中毒者が、出てくる。あとは、表面的すぎる。作り物だ、お金儲けだと感じた瞬間、感情移入できず、苦悩を乗り越えるだけのところまで、行かない。
では、エンタテインメントはどうあるべきか?苦悩を乗り越える「方法」を教えることだと思う。それは、いかにネガティブをポジティブにするか。希望を持つか。そのコツを教えることだ。
そのためには、苦悩を実際に乗り越えた人達が自ら、その方法をアドバイスする。それが歌であり、映像であり、ゲームであり、スポーツであり、旅行であり、食事であり、買い物だと思う。
苦悩していた本人が、ドラッグや宗教に頼らず、いかにエンタテインメントを通して、その苦悩を乗り越え、希望を持って生きている(実現して、持続している)かを実証することだ。