コロナのお陰で?家族について考える機会ができた。しかも今、母親と弟(大人)がもめている(笑)
家族だからと言って、価値観が一緒とは限らない。特に子供が親元を離れ、ある程度の年月が経つと。子供が変わる、というより(別トピでも説明した通り)本来の自分を取り戻すと、親子が一緒にいた頃にはなかった差異が生まれる。子供が変わっても、親がそのまま変わらないからだ。どんなに年月が経とうと、親にとって子供は子供。いつまでも子供の頃(自分と一緒に生活をしていた頃)と全く同じ反応を期待する。それが違うと何故!?になる。
当然だが子供は独立してから親の知らない世界を生きる。親にとってそれが違和感につながるのは当然だ。しかも、親がその違和感を払拭しようと思えば思うほど、ギクシャクする。
親と一緒にいた頃の子供は、親に合わせている可能性が大きい。親に愛されたいから、必死だ。親も自分の子供のことは100%理解している(と思っている)でも、子供は独立してから(親から解放されてから)やっと自我に目覚め、本来の自分を取り戻す。子供の頃、親に見せていた自分は本当の自分でなかったりする。ここにジレンマがある。
この変化(親離れ)はごく自然だが、問題はそれを親が認めないことだ。自分と一緒にいた頃が本物で、自分の手を離れてからおかしくなった!と思いがち。そんな彼女/彼氏と付き合うからだ!そんな仲間とつるんでいるからだ!そんな生活をしているからだ!
「三つ子の魂、百まで」ということわざがある。当然、独立しても変わらない本質もある。そこを信じることがポイントだと思う。親ができることは、一緒にいる間(子供の頃)に「親に合わせる」ではなく「生まれ持ったもの」を正しく引き出し、理解して、独立したあとも、それを信じることだ。変わったように見えて、本質は変わらない。正しく引き出し理解できていなかっただけだ。それは自分(親)のせいであり、子供のせいではない。変わったように見える子供を、それが本質と受け入れることこそ、家族だと思う。