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エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

知ってるはマイナス?

2019-05-19 12:03:00 | 日記
昔はよく知らないと勉強不足だと恥ずかしい目にあった。当時は情報を集める手段が限られていたため、知っている/知らないに優劣が生まれた。今は情報は簡単に集まる。ネットで検索するだけだ。誰にでも出来る。そこに優劣はない。手元にスマホがあれば、覚えておく必要もない。
しかも、昔は情報は有料だった。それだけ価値ある情報を提供しないと売れなかった。が、今はほとんどが無料。買った人への責任はない。さらに誰でも投稿できる。情報にそれほどの価値はなくなった。でも、アクセスが多ければ多いほど、広告収入が増える仕組みは健在なので、未だに刺激的な情報は溢れている。
こんな中、昔とは真逆の「知らない」に価値が出てくると思う。集める(集まる)情報を自分の日常(家庭、趣味、仕事)に関係するものだけに制限する。本当に必要な情報はそんなものだ。それ以外は気に「させられている」だけ。それらは大抵、気に「させよう」としている「訳あり」情報だ。しかも、自分の日常のことであれば実感があるから、情報のウソはすぐに見抜ける。
情報を制限すると当然知らないことが増える。それでいい。知らないことがあれば、その時に初めて調べればいい。その知らないことが日常になった時に。昔と違って、それは劣っているわけではない。手元のスマホですぐに調べればいいだけのこと。それより「日常になった」時に、調べることの方が大事だと思う。自分の日常に関係した時にこそ、その情報に価値が生まれる。価値のない情報に振り回されている方がよっぽど恥ずかしいと思う。

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