大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

23年

2008-08-13 00:30:52 | Weblog
子供たちは夏休みのど真ん中です.当地では街中を水着で闊歩する女性もチラホラというアクティブな雰囲気が横溢する時期です. でも,いつものことではありますが,広島・長崎・群馬県上野村と地名に由来する出来事が連続して思い起こされる一週間でもあります. どの出来事も悲しいというよりは凄惨という表現が当てはまり,それらの事について想うことが苦痛に感じます.
毎年のように被爆体験を見聞きするわけですが,最近になってようやく当時の状況がかなりリアルにイメージできるようになりました.毎年入ってくる情報にはそれほど目新しい事がらはないはずですが,受け止める側の経験の増加で細部の具体的な想起が可能になってくるからだとおもいます.

日航機の御巣鷹の尾根への墜落から今日で23年になります.当時関係者(?)の末端として上野村に何回か入りましたが,悲惨な現場を目にしたわけではありません.仕事場は蕭然とした気分に包まれてはいたものの,墜落現場の実態は無意識に考えないようにしていたのだと思います.それでも手帳や衣服に染み付いた血液のイメージが何度も頭の中に浮かんできたのをよく覚えています. 当時マスコミを通じて知った様々な遺体の状況を書くことはできませんが,今日の報道で日航が事故により損傷を受けた遺品の展示をしていることを知り,上野村で作業をしていたとき以上にリアルに亡くなった方たちの状況が思い浮かんできて少し辛くなりました.
展示の趣旨は事故を忘れず再発防止のよすがとするためと思われます.ワタシ自身は昨年のこの日意図的に事故に触れませんでしたが,今年は思い直し当時の記憶を探ってみました.

2005年
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