永久歯の数は32本だそうです.
若い頃は歯が丈夫なことが自慢だったのですがここ何年かでかなりやられてしまい現存数は25本.この数字が年相応なのか否かは不明です.もちろん部分的に義歯も使用しています. 吉行淳之介氏の作品の中に歯医者通いの辛さから健康な歯もすべて抜いてしまった男の話があります.てっきりファンタジーだと思っていたら永六輔氏が歯科通い嫌さに50歳で総入れ歯にしたとラジオで話していて実話だったことが知れました.
閑話休題
歯がきれいにそろっていた高校一年の一学期のことです.
新生活にワクワクしていた毎日だったのですが,新しいクラスメートの一人がいつの間にか登校してこなくなりました.彼 (Y君) とはほとんど口をきいたことがなかったのですが不登校など想像外の10数人クラスのアットホームな中学校出身のワタシはなんとなく気になっていました.そうこうするうちに親しくなった隣の席の女子(Kさん)がくだんの彼に学校に来るように誘いに行こうと言い出しました.彼女はY君と同じ小学校の出身で彼を誘いに行く連れを探していたのでした.あまり気のすすまないまま放課後彼女と一緒にY君の自宅に行き我ながら不自然な励ましと登校を促す言葉をかけて帰りました.そのときの彼の当惑したような顔は良く覚えています.結局程なくしてY君は退学したのですが先週の同窓会には出席してくれて37年ぶりの再会となりました. 幹事として会場を泳ぎまわるなか彼とはこの小事件についてひと言ふた言話題になったのですが別段盛り上がるでもなく会はお開きとなりその場は別れました.ところが昨夜になって突然 「高校生の時の顔覚えていますよ、あの時はありがとう云々…」というメールが届きました.正直「アララッ!」であります.返事は 「気がすすまなかったけれどKさんの強い友達思いに感じるものがあって付いて行った.礼は彼女にするほうが適切ですよ…」と送信しました. その後再度丁寧なお礼のメールの返信があり…ということで37年前に行ったほんの数分間のおせっかいに対して今お礼をもらうという何だかほっこりする気分を味わったきのう今日でした.
若い頃は歯が丈夫なことが自慢だったのですがここ何年かでかなりやられてしまい現存数は25本.この数字が年相応なのか否かは不明です.もちろん部分的に義歯も使用しています. 吉行淳之介氏の作品の中に歯医者通いの辛さから健康な歯もすべて抜いてしまった男の話があります.てっきりファンタジーだと思っていたら永六輔氏が歯科通い嫌さに50歳で総入れ歯にしたとラジオで話していて実話だったことが知れました.
閑話休題
歯がきれいにそろっていた高校一年の一学期のことです.
新生活にワクワクしていた毎日だったのですが,新しいクラスメートの一人がいつの間にか登校してこなくなりました.彼 (Y君) とはほとんど口をきいたことがなかったのですが不登校など想像外の10数人クラスのアットホームな中学校出身のワタシはなんとなく気になっていました.そうこうするうちに親しくなった隣の席の女子(Kさん)がくだんの彼に学校に来るように誘いに行こうと言い出しました.彼女はY君と同じ小学校の出身で彼を誘いに行く連れを探していたのでした.あまり気のすすまないまま放課後彼女と一緒にY君の自宅に行き我ながら不自然な励ましと登校を促す言葉をかけて帰りました.そのときの彼の当惑したような顔は良く覚えています.結局程なくしてY君は退学したのですが先週の同窓会には出席してくれて37年ぶりの再会となりました. 幹事として会場を泳ぎまわるなか彼とはこの小事件についてひと言ふた言話題になったのですが別段盛り上がるでもなく会はお開きとなりその場は別れました.ところが昨夜になって突然 「高校生の時の顔覚えていますよ、あの時はありがとう云々…」というメールが届きました.正直「アララッ!」であります.返事は 「気がすすまなかったけれどKさんの強い友達思いに感じるものがあって付いて行った.礼は彼女にするほうが適切ですよ…」と送信しました. その後再度丁寧なお礼のメールの返信があり…ということで37年前に行ったほんの数分間のおせっかいに対して今お礼をもらうという何だかほっこりする気分を味わったきのう今日でした.