もう一つの世界!

せめて週末くらいは スマホを離れて
もう一つの世界を歩いてみませんか?
新しい世界に会えますよ!
・・・・・

マーガレットな あなた

2010年05月08日 | 
ブログ友 Mさんの マーガレットの写真に触発されました。
Mさん いつも いつも ありがとうございます。
 


「 マーガレットな あなた 」


小さな 可憐な 白いマーガレットは

一本 一本が 空を見上げる 花です

群れて 咲いても 控え目な 花です

小さな花の 真ん中 黄色い 太陽から

白い花びらが 光のように 広がります


コスモスみたいに 大げさには 揺れないけれど

そよ風にも 優しげに 上品に 揺れるのです


そう そうなんです 

マーガレットな あなた


そんな あなたに 見つめられ

そんな あなたを 見つめつつ

・・・・・


2010年5月8日

笠原 道夫 
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京都 東山 岡崎の夏

2009年08月14日 | 
「 京都 東山 岡崎の夏 」


橋の向こうの 古風な建物が 京都市美術館だ

京都市美術館に ルーブルから 71枚の絵画 がきた

ヨハネス・フェルメールの 「レースを編む女」 がきた 

・・・・・

真っ青な空に まぶしい朱色の 鳥居が浮かび

鳥居の向こうには 朱色の平安神宮が見える

朱色の橋の欄干が 東山に映えて 鮮やか

疎水の流れが 川草を引きずり 水面が輝く

川面に 揺れる 朱い橋だけが 涼しげだ

京都盆地の 高湿度 高温度の 中で

人は 京都の町で 何を感じたいのでしょうか

人は 京都の町の 何に浸りたいのでしょうか


・・・・・・

2009年8月9日
 気温37度 京都 岡崎を歩く
  笠原 道夫

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「 阿波の美人・・・ 」

2009年07月25日 | 
 「 阿波の美人・・・ 」


わたしの わがままに

いつも 優しく 微笑んで 

厚い胸で 受けとめてくれた

あなたは 今 どこに いるの

たまらない 淋しさ 忘れたくて

新しい 髪形に 変えてみても

新しい 口紅に 変えてみても 

新しい 頬紅に 変えてみても

満たされない 私は 

どうすれば いいのですか

あなたの たった 一言で 

変われそうな 私なのです

・・・・・・
2009年7月25日

笠原 道夫
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「 なぜ 泣くの ・・・」

2009年07月11日 | 
  「 なぜ 泣くの ・・・」

土の中で 種の殻から 芽を出して
暗い 重い 冷たい 土を 上って
明るい 陽光を めざしました
青空に 向かって 伸びました
白い雲に 映えて 伸びました

朝露に 纏われて 濡れて
花開く 瞬間でしょうか

なぜ 泣くの 
暗い 重い 冷たい土への 郷愁でしょうか
育ててくれた 人への 感謝の心でしょうか
短い命 一瞬の美への はかなさでしょうか
・・・・
もうすぐ
その涙は 大きな 花びらへ 変わります
どんな 色 と 形 と 香 で
人に 微笑みかけて くれるのでしょうか
・・・・
そして 
種を残して くれますね
・・・・

(みくさんの 写心から )

2009年7月11日
愛道道 コラボシリーズ その1
「なぜ 泣くの・・・」
   笠原 道夫

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「 美の秘境 」

2009年07月08日 | 
「 美の秘境 」

美の鳥の 羽ばたきは
人の心の 奥底に 入りこみ
あなたの 心と 共振します

悲哀の海に 漂流する目は
星の瞬きで 癒されます 

美の秘境は あなたの すぐ傍に

野辺に咲く 名も無き 小さな花にも
大空を 駆ける 茶褐色の雀にも
青空を 染める 白い雲にも
雨上がりに 光る 蜘蛛の糸にも

あなたが 心の奥底で 美と
共振 共鳴 共感 できる
しなやかな 心を持つ限り

一枚の 葉っぱの 葉脈にも
美の 秘境は 微笑みかけます

・・・・・

2009年7月
笠原 道夫
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天女 の時間

2009年07月05日 | 
  [ 人間 と 宇宙 ]
 

人間時間の 計り方は

1時間 1日 1週間 1ヶ月
1年 3年 5年 10年 20年 30年 50年 
そして あくまで 平均で 80年

宇宙時間 の計り方

美しい天女が 千年に一度
大きな岩に 舞い下りてきます
まとっている 絹の羽衣で
岩を ひと撫でして
また 天に 上って いきます

これを 無限に 繰り返して
岩が 擦り減って 無くなるまでの時間

この雄大な 宇宙時間の 計り方を
昔の人は 考え出しました

宇宙が 生まれて 140億年
地球が 生まれて 46億年

天女が 計った時間は
宇宙誕生より 地球誕生より
はるかに 長いことでしょう

せいぜい 80年の 人間の

時間への 発想の なんと
雄大なことでしょうか
・・・・・

限られた時間を想って

2009年7月5日
笠原 道夫
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万里の長城

2009年06月13日 | 
万里の長城
~ 稜線は天に昇る龍か~

雄大な 山々の 稜線を 縁取る
万里の長城が 空のかなたに続く

世界遺産 八達嶺の 万里の長城に登る
急坂の 男坂を 避けて 女坂を登る

山々を越えていく 夏の風が 心地よいが
たった15分 登るだけで 汗が吹き出す

振りかえると どこまでも続く 万里の長城が
雲一つない 真っ青な空を 昇る龍に見える

この瞬間を 切り撮ろうと 何度もシャッター 
何度シャッターを切っても 撮りきれない
人を圧倒する 人が造った 万里の長城 

砦から 見る絶景は 360度の 大パノラマ

数えきれない人々が 何百年もかけて

敵の攻撃からの 防御のためだけに 

造ったとは とても 思えない

万里の長城は 天に登る龍のように

稜線に うねって 長く 横たわる 

・・・・・・・
2009年6月
万里の長城にて
笠原 道夫
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「 花いかだに・・・ 」

2009年04月19日 | 
「 花いかだに・・・ 」

京で 咲き誇った 桜たちは
春の風に 誘われ 舞いながら
桜吹雪となって 風に さまよう

川面に 吸い寄せられて 集まる
淋しいのか 花びら同士は 寄り
川面に 固まるように 浮かび
一面に 広がり 川面を 覆う

そして やがて 花いかだ となって
花いかだは 川面に 静かに 止まる
・・・・・
川面に 浮かぶ 花いかだに 乗って

あなたは だれと どこへ

行ってみたいのですか
・・・・・・

2009年4月
 笠原 道夫
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「 京の都の 桜たち 」

2009年04月12日 | 
「 京の都の 桜たち 」

京の都を 桜一色に 染める 桜たちは
四季を 待ちきれ なかったように 
一心不乱に 都の 景色を 塗り変える

青い空に 映えることを 知りながら 
川の面に 映えることも 知りながら 
小枝から 零れるように 揺れながら 
人々に 見られることを 望みながら 

一途に 天命と使命を 感じて 咲き誇る
見上げる人の 顔も 心も 桜一色にする

千年以上 咲き継がれた 京都の 桜たちは
大阪の 桜たちとも 違う 
神戸の 桜たちとも 違う

不思議な 不思議な 桜たちです
・・・・・
  京都 岡崎にて
笠原 道夫

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一番 感動させたい人

2009年04月07日 | 
ブログ友のAさんのブログに
触発されて・・・・
http://blog.livedoor.jp/kokogafurusato/


「 一番 感動させたい人 」

今日は 何時に あそこへ 行って
あの人と あのように あの話をして 
あの場所で あの書類をもらって
何時に それを あの人に 渡して
あの保育園へ 子供を 迎えに行って
大急ぎで 家に帰ると 家事が待つ
掃除 洗濯 炊事 風呂 布団
・・・・・・
こんな毎日で 一日が 一か月が
春が 夏が 秋が そして冬に
もっと いい毎日は ないのか
・・・・・

今日しかない 一日を 24時間を
あなたが 主役となったり 脇役となったり 
どの 舞台で 誰と どう 演じるか
どの観客を どの場面で どう感動させるか
その一日 一日の 集まりが 一年です
十年です 三十年です 八十年です 
どの舞台の どの場面でも 
一番感動させないと いけない人

それは あなた自身 でしょうか
・・・・・ 
2009年4月7日
笠原 道夫
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「 窓の外は 零下5度 」

2009年03月14日 | 
「 窓の外は 零下5度 」

窓に 激しく吹きつける 粉雪が
冷たい窓を さらに冷やしていく
窓の冷気が 二人の間に入りこみ
無言のまま 時間が 過ぎていく

窓の外には 雪が 降りしきる
コーヒーの 湯気 香りが 漂い
ほんの一瞬 笑みが こぼれかかる

黒い瞳が 涙で 潤み 揺れた
あなたの 唇が かすかに動いて
「さようなら」と 言ったのか
声のない 唇が 話したようだ

黒い瞳から 大粒の涙が こぼれて
真っ白な頬を 流れて 落ちていく

・・・・・


2009年3月15日
  Oさんの写真に綴る(13回目)
   笠原 道夫

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メジロの君の 旅たち

2009年03月01日 | 

「 梅の匂い 」


もう少しだけ 梅の花を 見ていたい

梅の匂いで 疲れた心を 休めていたい

私は 桜の花より 梅の花が 好きです

鼓舞する桜より 静謐な梅が 好きです

・・・・・

少し 東からの風が 強くなってきました

そろそろ 西へ 旅立つ時が やってきました

もう ここに 帰ることは ないでしょう

でも 私が 西の端へ 飛び立った 後も

その温かい 梅の花びらで 人々を包んで

その優しい 梅の匂いで 人々を和ませて

そして できれば その静謐な 匂いを

遠い 遠い 西の端まで 届けてほしい

都の春を 香りとともに 届けてほしい

・・・・・・

小関さんからの 12回目の 宿題でした
2009年2月28日
  笠原 道夫
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「 ときめきの涙 」

2009年02月22日 | 

「 ときめきの涙 」


あなた それは ・・・・・

巡りあった 瞬間のことでした

あなたの 熱い視線で ときめき 

私の花びらは 波打ち 揺れました 

わけもなく 涙が 溢れだし

花びらに 滴り 流れました

涙を 蒸発させほど 熱くなり

白い頬を 紅く 染めたのです 

・・・・・

あなた どうか お願いです

私を 冷まさないで ほしいの

ときめきの 熱い 視線を

投げかけ 続けて 欲しいの

・・・・・・
 
2009年2月21日
 
ブログ友 Mさんの写真から
 -少し、秋元順子さんに引っ張られたような!?-
  

笠原 道夫


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もう大人の目をしている

2008年11月08日 | 
もう大人の目をしている


みなさん 覚えていますか メイですよ
メイも こんなに大きくなりました
それに 兄妹ができたのよ
名前は 太郎で 毛皮はグレーよ

兄妹の目を よーく 見てください
もう 大人の目を しているでしょう
二匹で ずっと 人間の様子を 見てきたの
・・・・・
何でも アメリカとかいう でかい国で
大変なことが 起こって 世界中が 大騒ぎ
お金とかいう ただの紙切れが 消えてしまったとか
株式とかいう 紙切れの値打ちが 暴落したとか
みんな てんや わんやの 大騒動だね
テレビとか 新聞は 毎日 このことばかり
ほとほと 人間って 不思議な 生き物だよ
・・・・・
毎日 ちゃんと 3度の食事が できて
眠れる家が あって なんの 不満があるの
さっぱり わからないよね

その点 私たち猫族に とっては
小判なんか 重くて 食べられないし
鰹節があれば なにも 不満はないのよ
・・・・・・


2008年11月8日
笠原 道夫

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薄紫のバラ 「紫式部」

2008年05月30日 | 
薄紫の肌

朝霧の 透明な帳が 揺れて

薄紫の肌に 優しく 触れると

肯くように かすかに 動きます

恥じらい気味に 隅に 佇んでいても 

私の視線は あなたに 吸い込まれます

もうすぐ 朝日が あなたを照らすのでしょうか

朝霧が 晴れた時 あなたの素肌は

より透明な 薄紫に 変わるのでしょうか

朝日を 薄紫の花びらで 反射させ

私の心に 届けてくれるのでしょうか

沈黙 静寂 無言の空気中を 浮遊する  

薄紫の 悠久の時間よ 

いつまでも

いつまでも

・・・・・

笠原 道夫
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