もう一つの世界!

せめて週末くらいは スマホを離れて
もう一つの世界を歩いてみませんか?
新しい世界に会えますよ!
・・・・・

伊良湖岬 灯台

2008年03月22日 | 
 伊良湖岬 灯台

青い空 青い風 青い海

白い波 白い雲 白い香

太平洋 渥美半島 伊良湖岬 

海を渡る風が あなたに当たる

薄いコートが 体に纏わり

茶色の髪が 顔に纏わり

海を見つめる あなたが

口ずさむ歌が 聞こえる


・・・・・


名も知らぬ 遠き島より

流れよる 椰子の実 ひとつ

故郷の岸を 離れて

・・・・・

渥美半島にて
笠原 道夫
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「 紅い 嵯峨野 」

2007年12月07日 | 
「 紅い 嵯峨野 」

散りいそぐ 真っ赤な 紅葉は 

なぜ こんなに 燃え上がるのですか 

秋の空 秋の道 秋の風をも 紅く染める

あなたの 白い頬に 紅い光が 揺れる 

見上げる あどけない 潤んだ 瞳の海に

紅葉の さざ波が 小刻みに 揺れている 

あなたの 涙ぐんだ 微かな 声は 

白い 嵯峨野の 到来を 告げたのですか

・・・・・

笠原 道夫
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「桂銀淑よ 変われ・・・」

2007年11月28日 | 
「桂銀淑よ 変われ・・・」


なぜ いつも 一人きりで

淋しさを 背負ってしまうのですか

淋しさに 耐えている 微笑は

無理に 作った 微笑は

あなたを より 淋しく見せます

この淋しさを 乗り越えるのは

あなた自身が 変わるしかないのです

その 世界に一つしかない ボイスを

磨くことしか ないのです

ギャンブルや 薬では

一時しか 乗り越えられません

罪を償って あなたが変わった時

その ハスキーボイスが

さらに 魅力的に なっていることを

心から 祈っています


2007年111月28日
笠原 道夫




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「紅い 記憶・・・」

2007年11月09日 | 
 「 紅い 記憶・・・」
 
 北風に 舞い散る 紅葉が
 あなたと 私の間に 入り込む

 真っ赤な 紅葉が 隠すのは
 真っ青な 空だけ でしょうか

 あなたの頬が 紅く 染まるのは
 紅葉の せいだけ でしょうか

 ・・・・

  笠原 道夫
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「かぐや姫は いま・・・」

2007年10月20日 | 
「かぐや姫は いま・・・」


竹から生まれた かぐや姫が

涙とともに 月へ 旅立って 

千年以上の時が 流れました

そして いま 

月 探査船「かぐや」は

かぐや姫と 会うため 

 月に 旅立ち
  
 月に 近づき 
   
 月を 回っています

千年の眠りから 覚めた

美しいままの かぐや姫は 

生まれ故郷の あの青い地球が

青くない地球と なったのを見て

いったい 

何を 想うのでしょうか

・・・・・・


2007年10月20日
笠原 道夫
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加賀友禅とあなた・・・

2007年07月07日 | 
先月3年ぶり、7回目の金沢を訪ねました
なぜ、7回もは 私にもわかりません
多分 京都と同じで
季節ごと 時間ごと 相手ごとに?
表情を変えるからでしょうか
・・・・


「加賀友禅とあなた・・・」

梅雨の 晴れ間の 兼六園 

加賀友禅に 包まれたあなたは

加賀五彩色に 白い肌が響きあう 

少女のような 純白な微笑

池面の青空が あなたを引き立て

さりげなく束ねた 亜麻色の髪に

白い髪飾りが 涼しげに留まる

白いうなじの 産毛が揺れる

緑風に 揺れる裾に 白鳥が舞う

ああ、この美しい 一瞬を 

・・・・・

金沢 兼六園にて

2007年7月7日
笠原 道夫
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「 花の戦略 その2 」

2007年06月01日 | 
「 花の戦略 その2 」

めしべは おしべを 巧妙に 誘う 

柱頭は 潤んで 揺れながら 

おしべの 花粉との 出会いを 

白無垢に 包まれながら

ひたすら 待っているのです

いい子孫 連綿の ためには 

別の株の 花の花粉との 

出会いが 絶対に 必要です  

花粉は 蜂が 蝶が 運んでくれる

時には 風をも 味方にする 必要があります

・・・・・・

2007年6月2日
笠原 道夫
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花の戦略 その1・・・・・

2007年05月26日 | 
最近、花をじっと見ることが多いです
眺めれば 眺めるほど
綺麗ですね !  神秘ですね !
花を見ていて こんなことを
感じました!


 「 花の戦略 」 その1


花たちが 美し過ぎるのは 

虫たちを 呼び寄せるため 

着飾って 色鮮やかな 花びらに 

溶けてしまいそうな 甘い蜜の味に 

麻痺させられるほど うっとりする香りに

虫たちは 惹きつけられ 誘われる

虫たちは 花粉だらけになって

花の奴隷となって 吸い込まれるように 

花の芯に 花粉を 

届け続けるのでしょうか

・・・・・・



2007年5月26日
 笠原 道夫





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五月の緑と風と光と・・・・・

2007年05月20日 | 
昨日、近所の公園の木の下で 素足になってみました
ひんやりと 大地が伝わってきます
五月の風と光と緑が 本当に 心地良かったですよ
ぜひ おすすめです!!


  「 五月の緑と風と光と 」

大空に 大きく枝を 伸ばす大木
木陰で 緑の息吹に 包まれながら
素足に なって 土を踏みしめると
ひんやりとした 大地が 伝わってくる

その 土の 優しさを 感じよう
支える 無数の根を 感じよう

根は 水平に 垂直に 斜めに
強く  広く  深く 大地に 延びる

根の 鼓動を 素足で 感じよう
根を 流れる 命の水を 感じよう

五月の風が 心地よい 葉音で囁き
五月の光が 葉の間を 乱舞します

この 緑と 風と 光が

都会の 喧騒と
都会の 時間と
都会の 関係を

忘れさせて くれます

さあ 素足になって 土を 踏みしめよう

2007年5月20日 

笠原 道夫
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一本の 薔薇

2007年05月13日 | 
五月の薔薇 その2です

Oさんが 伏見に行かれた時に
淋しげに咲いていた 一本の薔薇です
こんな会話もあったのでは!?

 
「 一本の 薔薇  」

だれにも 気づかれない 堤の端で

伏見酒蔵の 川に向かって ひっそりと

赤い薔薇が一本 五月の風に 揺れています

薔薇は 淋しげに 川を見つめています

・・・・・・

突然 薔薇が 振り返り 

私に 話しかけて きました

あなたは これから どこへいくのですか

あなたは これから だれと会うのですか

お願いです

私を 連れて いってくれませんか

私は この水の流れを 一人で 見ていました 

この 静かな 静かな 水の流れは 

一体 どこからきた 水の流れ なのですか

一体 どこまで続く 水の流れ なのですか

あなたに 教えてほしいのです

あなた お願いです 教えてください

・・・・・・

笠原 道夫

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「 渉成園 印月池の龍 」

2007年04月08日 | 

皆さんは 「渉成園」って ご存知ですか
ある方から JR京都から 徒歩10分でいける
隠れた 名勝を 紹介して いただきました
500円以上の 寄付が入場料で
本当に 立派な 写真のパンフレットが
もらえるとのことです。

そのパンフレットを見ていて
感じたことを 久しぶりに
詩に 書いてみました




「 渉成園 印月池の龍 」

京都 洛南 東本願寺 東の飛地
渉成園の 印月池には 龍が棲む

満月の夜 あなたは 龍笛を 操る
印月池に 浮かぶ小島 臥龍堂で  
あなたの十指の 深遠音が 響き渡る

あなたの 龍笛で 龍が 目覚め
東山を 映す 池面が 揺れる

印月池に 浮かぶ 満月は 龍の目か
龍の目は 揺れ 潤み 悶えはじめた
・・・・・
あなたに 教えてほしい

あなたが 龍を操って いるのか
龍が あなたを 操っているのかを

切れ長の 目を閉じて 何を見ているのか
あなたは 今 どこを 旅しているのか
そして
旅立つさきは 月なのか
・・・・・・

2007年4月8日
笠原 道夫
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祇王の声

2006年12月31日 | 
「 祇王の声 聞こえますか 」


季節の移ろい 風の移ろい 心の移ろい 愛の移ろい    

留って 滞ることは 決してありません

祇王は 白い 悲しげな 傾いた 傘の下で

私達を見つめて 舞いながら 微笑んでいます 

800年後の 私たちに 呼びかけています

ほら 耳を澄ますと 聞こえてくるでしょう

諸行無常  色即是空  因縁生起  愛別離苦

・・・・・

2006年12月31日
笠原 道夫
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「 鯉に 恋して 愛の流刑地へ ?! 」

2006年12月30日 | 
 「 鯉に 恋して 愛の流刑地へ?!」


心は 2羽の 距離の2乗に反比例して 離れていく

距離が 3倍 離れると 心は 9分の1へ

でも いくら 距離がはなれても 絶対に ゼロにはならないのです

かすかな かすかな 糟 残骸 未練 残像が

・・・・・

過去は 視野から 外そうと 思えば 思うほど

あなたの 影となって どこまでも どこまでも 追いかけてくる

そして 行く先は 愛の流刑地 ?!

・・・・・

2006年12月30日
笠原 道夫
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「水郷の川面に揺れるのは・・・」

2006年09月16日 | 
「水郷の川面に揺れるのは・・・」

日本最大の湖 琵琶湖
東岸に面した 近江八幡

琵琶湖の 水の恩恵を受け
水辺に 水鳥たちが 戯れる

迷路のように 入り組んだ
水郷地帯の 美しい 緑と光

ヨシが茂る 広大な水郷
屋形船が 水郷を すべる

この川面に映る
白壁の 土蔵と甍が
揺れている

この川面に映る
あなたの 心と瞳も
揺れている
・・・・・

2006年8月
近江八幡を歩く
笠原 道夫
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「富士に向かって 羽ばたいて・・・」

2006年05月14日 | 
毎日 富士山を見られる 田村さんの

ご自宅の 石垣に小鳥が卵を5個も 産んだようです

その写真を 送っていただきました

昨年の暮れ お邪魔したので、自分のことのように

その願いを 綴って みました


「富士に向かって 羽ばたいて・・・」

我が家の 石垣の 小さな卵達よ
みんな元気に 育って ほしい
こんな 家に 住む人の 側なら
安心と 思って くれたのかい
小さな 白い卵を 5つも 産んだ

ここが 富士山を見るには 一番の所と
親は 知って いたのかな ・・・ 

雛にも 早く 富士山を 見せてやって

私たち 二人は 何年も 見ているよ
富士山は 一日として 同じ表情は 見せない

真っ青な 大空を 背景に 従えて
大空を 隠すほど 大きな 富士山 

そんな 偉大な 富士山に向かって 
羽ばたく 姿を 早く見せてほしい 

五羽の 雛が みな元気で 孵ることを  
すぐ側で 毎日 祈っているよ
・・・・・



2006年5月14日
田村さんと 同じ願いの
笠原 道夫


田村さんのブログもどうぞ
http://shinshu.fm/MHz/77.99/




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