「 窓の外は 零下5度 」
窓に 激しく吹きつける 粉雪が
冷たい窓を さらに冷やしていく
窓の冷気が 二人の間に入りこみ
無言のまま 時間が 過ぎていく
窓の外には 雪が 降りしきる
コーヒーの 湯気 香りが 漂い
ほんの一瞬 笑みが こぼれかかる
黒い瞳が 涙で 潤み 揺れた
あなたの 唇が かすかに動いて
「さようなら」と 言ったのか
声のない 唇が 話したようだ
黒い瞳から 大粒の涙が こぼれて
真っ白な頬を 流れて 落ちていく
・・・・・
2009年3月15日
Oさんの写真に綴る(13回目)
笠原 道夫
窓に 激しく吹きつける 粉雪が
冷たい窓を さらに冷やしていく
窓の冷気が 二人の間に入りこみ
無言のまま 時間が 過ぎていく
窓の外には 雪が 降りしきる
コーヒーの 湯気 香りが 漂い
ほんの一瞬 笑みが こぼれかかる
黒い瞳が 涙で 潤み 揺れた
あなたの 唇が かすかに動いて
「さようなら」と 言ったのか
声のない 唇が 話したようだ
黒い瞳から 大粒の涙が こぼれて
真っ白な頬を 流れて 落ちていく
・・・・・
2009年3月15日
Oさんの写真に綴る(13回目)
笠原 道夫