もう一つの世界!

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嵯峨野 常寂光寺 多宝塔 

2006年12月07日 | 団塊世代
常寂光寺の奥、小倉山中腹に建つ多宝塔から洛西を望んだ風景の写真です。
多宝塔だけで30枚位は撮りましたが、そのなかで一番気に入った一枚です
(写真の上でクリックすると、全体を見られるように縮小されます)

今日の写真はこんな風に見てもらいたいなあと思っています。

1 構図と安定感
多宝塔と紅葉がL型の構図となって、肩越しに京都盆地を右側に望む
  最も安定感・安心感が出る構図となっています。さらに画面水平の分割がちょうど
  半分で安定感が出ています。
2 垂直的な広がり
相輪(アンテナのようなもの)が伸びやかに青空を目指し、天と地を繋ぐ掛け橋を連想させ
垂直的広がりが出ています。
3 奥行きの広がり
洛西の山と遠くに霞む東山の北端が奥行きの広がりを強調しています。
4 色の配分
松の緑と紅葉の赤と多宝塔の茶が同系色で、ちょうどいい配分になっている。
5 コントラスト
空は快晴ではなく、雲と青空が半々で、前景と背景のコントラストが
  強くなりすぎず、柔らかい、優しいイメージとなっている。

もしこの写真に相輪(多宝塔のアンテナなようなもの)がなければまったく締まりのない構図となります。
そうなんですよ。 この写真の命は「相輪」なんですよ!
参考になれば幸いです。

2006年12月8日
常寂光寺 多宝塔にて撮影
笠原 道夫

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