ガマンはね、
前頭葉が発達してると
できるものなんだ。
勉強ができる子たちは、
ガマンができる子たち、ということ。
子は親の鏡。
ガマンができる子たちは
その親たちが
忍耐強いってことだ。
忍耐強い親って、
何ができるかと言えば
「同じことを何回でも言える」
ってことだよ。
難関大学に合格させた保護者をみていると
何時間でも一つのことを習慣づけるために
同じ言葉を繰り返すことができるんだよね。
それで、結果的にできるようになる。
「言うことを聞かないなら
もお!いい!!!」
ってならない。
親が我が子に何かを言って、
その我が子が言うことを聞かない時に
「もう、いい!!」
って言う姿を我が子に見せていたら
間違いなく前頭葉は発達しない。
結果、勉強はできるようにはならない。
まず、親がガマン、ガマン、ガマン……
大事なことだと思います。
高1の子たちに話したことを
ここで紹介しよう。
たとえば 目の前の信号が、
キミらの歩くペースと
渡り始めるタイミングに合わせて
青信号の時間が
長くなったりしてくれることがあるかい?
そんなことは絶対ないはずだ。
キミらの目の前の信号が
赤に変わるということは
逆に、青信号になって進める人たちがいて、
その人たちは
キミらが青のうちに
渡り切ってくれることを待ってるんだよ。
だからさ、
キミらの都合なんて、
誰も「知ったこっちゃない」のよ。
青信号のうちに
さっさと渡らないとさ
赤に変わっちゃうよ?
そしてまた青に変わるまで
待たないといけないよね?
待ってる間にさ、
さっきの青信号で渡った人たちは、
もうどんどん先に行っちゃってるよね?
しかもだよ?
現実社会では
次の青信号が保証されてるわけじゃないよね?
大きい会社だって潰れるし、
未知のウイルスが襲ってくるし。
さっさと前を見て、
グングン進んで行かないと。
勉強だって同じだ。
何でキミら理解できるまで
何度も繰り返さないといけない?
まあ、そういう塾もあるよね
「分かるまで何度でも!!」
みたいな塾が。
でもね
キミらが、その内容を
何回も教えてもらっている間にさ
他の子たちは、
どんどん先に行っちゃってるんだよ。
何が言いたいか
つまりね
学校の授業、塾の授業
一発で理解できるように、
真剣に本気で聞きなさい!ってことね。
昨日の三者面談で
「親の根気も試される」
という話になった。
うん、確かにそうね。
でもね、
知っておいて欲しい。
ウチの塾は
そこまで指導はしていないが、
中学受験の世界において
何よりも必要なのは
父の経済力と母の狂気
だそうである。
経済力は
母でも良い
と思うのは置いといて、
これは
中学受験の世界では
「当たり前」
なのだという。
ということは
「親の根気」くらいで
心に波風が
立っているようでは
まだまだ、
ということだ。