親って生き物はね
我が子に対して
つい「完璧」を求めたくなる。
世の中に出て、
少しお釣りがくるくらいの
余裕を持った完璧さ、
のほうが正しいかもしれない。
だから、
少しの間違いに
ザワザワと心の波風が立つ。
99点、98点、97点…
十分凄い点なのだが、
例えば
ピリオドの打ち忘れで
1点減点されたとしたら
「なんで
しっかり見直さなかったの?」
なんて言ってしまうよね。
それがなかったら
100点取れたのに!
ってね。
でもね、
そんなこと言われても、
子どもにとっては
仕方ないと思いません?
親は
「次また
同じミスをしないように」
ってつもり
なのかもしれないけれど
そんなこと言っても、
次のテストには
ほとんど影響もない。
子どもだって、
ミスをしたくて
したわけじゃない。
それに加えて、
そんな言葉を
投げつけられたら
99点を取るまでに
積み上げた努力は
意味なかったの?
と思うだろう。
最終的に
良い大学に
行ってもらいたいなら
忘れちゃいけない
魔法の言葉がある。
子どもの
地頭を鍛える言葉ね。
それはね
「うわー、頭いいね」
これね。
嘘でもいいから、
「ママが中学生の時、
これ苦手で
全然分かんなかったんだよね」
いや、
嘘でもいいんだ。
子どもに対して
マウンティングとっても
意味ないでしょ?
「そんな問題も解けるの?
すごいっ!頭いいね!!」
とか、
間違いのほうが多くても
「でも逆に
この問題解けたのは
賢いよね!」
とか。
人って
頭いいよね
話面白いよね
オシャレだよね
料理上手だよね
センスあるよね
そういうことを言われたら
無条件で嬉しいよね?
そりゃ、
明らかに
自分よりも上の人に
言われたら
嫌味に感じるだろう
例えば
高学歴な親だったら、
下手したら
バカにされてる
って思うかもしれない。
だから、
「中学生の時の自分」
を使うのがベスト。
嘘でもいいから。
「最初は
全く意味不明だったな」
とか
「あの時、数学は終わった
と思ったからね」
とか
それと比べて、
え?なに?
キミは解けるの?
すごくない?
そういう言葉だ。
ママ友にさ、
「いつも思うけど、
洋服のチョイスが完璧だよね」
なんて言われたら
今日ランチ行く
ってなった時は
服選びに
少し気合いが入るでしょ?
「この煮物、
売ったら
行列できるくらい美味い♫」
そう言われたら、
どう感じますか?
どう褒めるか
誰が褒めるか
いつも授業で
心がけてることだ。
特に
学年が下がるほど、
そこにのみ!
と言っていいほど
気をつかって
授業してるんだよね。