5日目(2018年9月9日)
市立公園、レオポルド美術館、アマーリンクバイスル、ベルヴェデーレ宮殿&ガストホフ・プードル
ヨハン・シュトラウス像の見物からスタートです。地下鉄3番線に乗りLandstrasse駅で下車。地上に上がると市立公園のはずれです。ヨハン・シュトラウス像はこの公園の中にあります。朝8時だというのに、像の前には中国人らしき観光客が団体でいます。写真を撮ろうと思っても横から割り込まれてしまい、なかなかチャンスがありません。団体客が引き上げた後、ようやく写真撮影です。
公園を散歩してから、Weihburggasse駅でトラムに乗りBurgring駅で下車。マリアテレジア広場の後ろ側にあるMuseumsquartier(ミュージアム・クォーター)を目指します。ここにはいくつかの美術館が並んでいますが、目的はレオポルド美術館にあるエゴン・シーレ。この美術館はクリムトやエゴン・シーレの作品を所有していますが、特にエゴン・シーレのコレクションは世界最大です。
シーレの作品の中でも「ほおずきの実のある自画像」が圧巻でした。「ヴァリの肖像」も気に入りました。
シーレの自画像の中で、この絵が一番印象に残りました。
「ヴァリの肖像」別れたかつての恋人です。
シーレの作品がえらく気に入り、作品12枚を収めたカレンダー€15をお土産に買いました。
ランチは近くにある隠れ家的なレストラン「アマーリンクバイスル」で。ミュージアムクウォーターの東側、シュティフトガッセ通り(Stiftgasse)に面している路地裏にひっそりとたたずんでいます。バイスルとは昔ながらの居酒屋風のお店のことを指し、ウィーン料理が中心。ワインのほか各種カクテルもそろっています。木々が覆い茂ったアパートの中庭風テラス席でランチを頂きました。
アマーリンク・バイスルの中庭
インスタ映えするチーズ盛合せ、とても美味しかった。
ビール最高!!!
アマーリンクバイスルを出て、Stiftgasse駅に戻りベンチに座ってトラムを待っていると、通りかかった老婦人が駅は向こうだと10mほど先を指差す。お礼を言って移動、しかし移動先にはベンチが無い。ここで良いのかしらと思いながら待っているとトラムが到着。ここからベルヴェデーレ宮殿へ向かいます。トラムを1回乗換て、Schloss Belvedere駅で下車。進行方向に数分歩くと、ベルヴェデーレ上宮の門に出ます。
門を潜るとベルヴェデーレ宮殿の庭園が現れました。広大な庭園の向こうにベルヴェデーレ下宮が見えます。
上宮からみたベルヴェデーレの庭園
庭園前には、2体のスフィンクス像がこちらを見つめています。
上宮にはクリムトの「接吻」があるので見物します。シニア割引のチケット€12.5を入手。クリムトの作品は1Fに展示されていました。
クリムト「接吻」
うれしいことにエゴン・シーレの作品も多数展示されています。「死と乙女」「家族」「エディス・シーレの肖像」など・・・
エディス・シーレの肖像
ベルヴェデーレ宮殿を出るとすでに夕方。夕食を予約してある店へ向かいます。トラムD線、2番線と乗継ぎStubentor駅で下車。予約した店はガストホフ・プードル。なにか犬のような名前です。でも地元で評判の美味しいウィーン料理を出す店ということなので、楽しみ。そろそろ夕方の5時ですが、空は明るく昼間のようです。予約したテーブルは前庭に設けられていました。
料理は、ウィーン名物の「ターフェルシュピッツ」と「パーチ(魚)のグリル」と「アンズ茸のグヤーシュ」。飲み物はビールをロング・グラスで。
「ターフェルシュピッツ」は牛肉を長時間野菜と一緒に煮込み、りんごや西洋わさびの ソースを添えていただく、オーストリアの名物料理です。この牛肉が味わいも程よく、舌の上で溶けてしまいそうに柔らかいんです! 付け合せのソースや一緒に 煮込んだ野菜ともよくあって、とても美味。
やわらかく煮込まれた「ターフェル・シュピッツ」€19.5
ウィーンに来てから魚料理は初めて。おいしかった。
グリルド・パーチ€19.5
料理を堪能したあと、今日最後のイベントのオペラ鑑賞に行きます。オペラ座の外壁に設けられたLED大スクリーンで無料でみることができます。
日曜の午後7時から約3時間、オペラ座で行われている演目をライブでスクリーンに映し出している。今日のオペラは誰もが知っている「カルメン」。無料で見ることができるとあって、開演1時間前なのに広場に設けられた座席は満員。私と家内も座席をあきらめ、広場を囲んでいる背の低い塀に腰掛けてオペラを観ました。
オペラ「カルメン」
でも1時間ほどで尻が痛くなり、最後まで観るのはあきらめてホテルに戻ることに。
今日でウィーンも最終日なので、シュテファン寺院のライトアップを見てから帰りました。
ライトアップされたシュテファン寺院
5日目終了
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