『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』 1979年日本

　　　　　　　"男はつらいよ 翔んでる寅次郎"


先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』を観ました。

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いつものスタッフ・キャストによる人気シリーズの第二十三弾。
マドンナは「山田監督」作品『幸福の黄色いハンカチ』に出演した「桃井かおり」。

北海道で一人旅をしているひとみと知り合った「車寅次郎」。
支笏湖の旅館のどら息子に襲われそうになっている「ひとみ」を、「寅次郎」は助け出すことに成功。
彼女は会社社長との結婚話が進んでいたが、マリッジブルーで悩み逃げ出してきたのだという。
そんな贅沢な話はないと「寅次郎」にたしなめられる「ひとみ」だったが、「邦夫」との結婚披露宴の最中に会場を飛び出し、ウェディングドレスのまま柴又のとらやに行ってしまう。
新婦側の親族は、「ひとみ」が「寅次郎」を好きだから逃げたのだと誤解していた。
「ひとみ」は一笑に付すが、「寅次郎」はその話を聞き舞い上がってしまう。
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1979年（昭和54年）に公開されたシリーズ第23作…　「土曜は寅さん！4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。


「寅さん」が旅先で見る夢は戦前の日本…　マッド・サイエンティストの「寅さん」は柴又に研究所をもち、便秘の特効薬を思いつくが、合成に失敗して大爆発がおきる。


北海道で、支笏湖の旅館の「若旦那（湯原昌幸）」に、言い寄られていた「入江ひとみ（桃井かおり）」のピンチを助けた「寅さん」…　結局、「若旦那」の宿に泊まり、マリッジブルーの「ひとみ」の悩みを聞いてあげる、、、


それからしばらくしたある日、「ひとみ」は、婚約者の「小柳邦男（布施明）」との披露宴の当日、ホテルからウエディングドレスのまま逃げ出し、とらやへとやってくるのだが。


田園調布のお嬢さんを田園地帯の貧しい娘と勘違いしてしまう「寅さん」には笑っちゃいましたね、、、


何不自由なく育ってきたお嬢さま育ちの「ひとみ」が、マリッジブルーに悩み、本当の幸せについて真剣に考え…　婚約者「小柳」も父親が社長を務める会社を辞め、実家を飛び出し、おんぼろアパートに引っ越して、自動車修理工場で働きながら、「ひとみ」への愛を再確認する。

そして、二人がもう一度、お互いを意識し合う…　「寅さん」は、二人の披露宴の仲人を務めることにもなり、なかなか辛い展開となりましたが、てんやわんやの結婚式は盛り上がったし、二人が幸せになったから良かったのかな。


-----staff/cast-------------
監督：山田洋次
製作：島津清
原作：山田洋次
脚本：山田洋次
　　　朝間義隆
撮影：高羽哲夫
美術：出川三男
編集：石井巌
音楽：山本直純
助監督：五十嵐敬司
出演：
　渥美清　車寅次郎
　倍賞千恵子 　さくら
　下絛正巳　車竜造
　三崎千恵子　車つね
　太宰久雄　社長
　佐藤蛾次郎　源公
　前田吟　諏訪博
　中村はやと　諏訪満男
　笠智衆　御前様
　桃井かおり 　入江ひとみ
　布施明　小柳邦夫
　湯原昌幸　旅館の若旦那
　木暮実千代　ひとみの母親
　犬塚弘
　桜井センリ