じゅうのblog

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『アウトロー』 1976年アメリカ

2020年01月15日 21時30分00秒 | ■映画・ドラマ
    "THE OUTLAW JOSEY WALES"


先日、BSジャパンで放映していた『アウトロー』を観ました。

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アメリカ建国200年記念超特作
アリゾナ・ユタ・カリフォルニアに大ロケ敢行!
《イーストウッド》独壇場の12大見せ場! 
史上空前の迫力とスケールでまくしたてる 今世紀最大のウェスタン巨篇!

南北戦争末期=
7丁の連発銃を身につけて
<一人の軍隊>と呼ばれた
凄いアウトローがいた

南北戦争末期。
ある日、農夫の「ジョゼイ・ウェルズ」は、突然現われた「テリル」という男が率いる北軍直属の一隊に妻子を殺されてしまう。
怒りに燃える「ジョゼイ」は銃を携えて「フレッチャー」らレジスタンスに加わり、復讐に立ち上がった。
しかし、間もなく「テリル」の策略にはめられ、仲間の多くが殺される。
その難を逃れた「ジョゼイ」は独り、インディアンの土地をさすらうことに。
やがて彼は、その道中でチェロキー族や美しい女性「ローラ」と出会い、共に旅を続けていく。だ
がその一方、執拗に「ジョゼイ」の行方を追う「テリル」たちの影が徐々に迫っていた…。

南北戦争後の西部に生きた男「ジョゼイ・ウェルズ」の半生を描いた「イーストウッド」監督・主演の意欲作。
アメリカ建国200年記念として製作された大作であったが、単なる娯楽西部劇に終る事なく、一人の男を通してアメリカの歴史を浮かび上がらせた秀作。
どことなくニュー・シネマの匂いがする作風もあって、監督「イーストウッド」を語る上で決して無視できない作品である。
驚く事に主演を「マイケル・パークス」に変えた続編TVムービー“THE RETURN OF JOSEY WALES”がある。
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アメリカ建国200年記念として製作された、南北戦争後の時代を舞台として描かれた西部劇… 冒頭に「ジョゼイ・ウェルズ」の息子役で登場するのは「イーストウッド」の実息の「カイル・イーストウッド」で、


ヒロイン役の「ソンドラ・ロック」は、本作をきっかけに「イーストウッド」と交際を始めることとなったらしく、「イーストウッド」ファンにとっては、ある意味、印象深い作品ですね。


南北戦争も終わろうとしていた1860年代なかばのミズーリ州… 南北戦争の混乱のさなか、北軍の名を借りたならず者集団“レッド・レッグス”(北軍秘密軍事組織)が、各地で暴行・略奪を繰り返していた、、、


彼らに妻と息子を殺され、重傷を負った農夫「ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)」も、彼らへの復讐のために集まった「ウィリアム・"ブラッディ・ビル"・アンダーソン」率いるミズーリのゲリラ部隊に加わって北軍と戦い、その早撃ちを知られるようになっていく… やがて戦争は終わり、リーダー格の「フレッチャー(ジョン・ヴァーノン)」の説得により、部隊は「ジョージー」を除いて全員北軍に投降する。


ところが北軍は、独善的な「レーン上院議員」の指示の下、「フレッチャー」との約束を破り、投降してきた部隊を犯罪者扱いで皆殺しにしてしまう… 負傷した若者「ジェイミー(サム・ボトムズ)」だけは救い出した「ジョージー」であったが、北軍から追われる身の二人は、仲間の復讐どころではなく、インディアン居住区を目指して身を隠す旅に出る、、、

「ジョージー」に部隊の大半を倒されてしまい、怒りに燃える上院議員の指示で、ならず者集団“レッド・レッグス”のリーダーながらも北軍の大尉に納まっていた「テリル(ビル・マッキニー)」は、裏切り者に仕組まれた「フレッチャー」を伴い、「ジョージー」達の追跡を始める… 原住民の男や女と一緒になり、カンザスから牧場を作りにやって来た家族とも一緒になるが、コマンチに襲撃されそうになり、酋長「テン・ベアーズ」とともに生きようと誓う。


追っ手から逃れるために皆と別れるが、大勢に取り囲まれる… 「やっと一人になったな」といわれるが、皆で防衛する、、、


宿の者は「フレッチャー」「ジョージー」が死んだと証言し、「フレッチャー」も何も見なかったように振る舞う… 去っていく「フレッチャー」の後姿を惜別の思いで見送ると、「ジョージー」「ローラ」の待つ牧場へと馬を走らるのであった。


復讐活劇なんですが、単なる懲悪勧善モノに終わらず、その時代の様々な歪みや人々の苦悩と逞しさが描かれた佳作でしたね、、、

でも、銃撃戦で「イーストウッド」側は、ほぼ素人と思われる女性も含め、銃弾の命中率が100%近いのに比べ、敵側の銃弾はほとんど当たらないところは、ちょっとご都合主義的な感じがしましたね… でも、ハッピーエンドで気分スッキリ、ストレス解消になり、愉しめました。


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監督:クリント・イーストウッド
製作:ロバート・デイリー
原作:フォレスト・カーター
脚本:フィリップ・カウフマン
   ソニア・チャーナス
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:
 クリント・イーストウッド
 ジョン・ヴァーノン
 ソンドラ・ロック
 ビル・マッキーニー
 チーフ・ダン・ジョージ
 ポーラ・トルーマン
 サム・ボトムズ
 ジョン・デイヴィス・チャンドラー
 ジェラルディン・キームス
 シェブ・ウーリー
 ローヤル・ダーノ
 マット・クラーク
 ウィル・サンプソン
 カイル・イーストウッド
 ジョン・ミッチャム










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