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『待ち望まれた死体』 キャサリン・ホール・ペイジ(著),沢万里子(翻訳)

2024年03月16日 21時11分28秒 | ■読書
アメリカの作家キャサリン・ホール・ペイジの長篇ミステリ作品『待ち望まれた死体(原題:The Body in the Belfry)』を読みました。
ここのところミステリ小説はアメリカの作家の作品が続いています。

-----story-------------
生まれも育ちもNYという正真正銘、都会育ちのフェイス。
持ち前の積極的な性格から仕出し料理の店を開くと、大手マスコミも絶賛するほどの盛況ぶりだったが、たまたま知り合った男性トムと恋に落ち、仕事を捨てて結婚。
ところがトムの仕事は、ニューイングランドの片田舎での牧師だった。
泣く泣く愛するマンハッタンに別れを告げてニューイングランドへやってきたフェイス。
美しい自然と平和だけが取り柄のようなこの村になんと殺人事件が起こった…。
アガサ賞最優秀処女長篇賞に輝くウィットに富んだ秀作ミステリー。
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1990年(平成2年)に刊行された、料理名人フェイス・フェアチャイルド・シリーズの第1作にあたる作品です。

生まれも育ちもニューヨーク、正真正銘の都会育ちで成功したケータリング起業家であるフェイスは、ニューイングランドの片田舎の牧師であるトムと結婚し、幸せな生活を送っていた……しかし、突然殺人事件が発生し、フェイスは事件の謎を解明するために奮闘することに、、、

フェイスは料理の腕前を活かしながら、事件の真相に迫っていく……ニューイングランドの小さい村を舞台に、殺人事件を鮮やかに料理する素人女探偵フェイスの活躍が愉しめる、アガサ賞の最優秀処女長編賞受賞作。

ニューイングランドの片田舎エイルフォード村の雰囲気や、何らかの秘密を抱えてそうな住人たち……そんな村で起こった殺人事件、牧師の妻の素人探偵 と、ミステリにぴったりの舞台が用意されているのですが、、、

物語のテンポなのか、登場人物の魅力なのか……なんか、ちょっと物足りなさを感じて、物語に入り込めなかったですねー 登場人物が多く、ごちゃごちゃしている感じがしたのも一因かな。

読者の好みによって評価が分かれる作品だったと思いますね……ちょっと残念。

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