Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

20250107(火) フェアリーSの展望

2025-01-07 | 展望
 異例の平日月曜開催の昨日は、中京の万葉Sで狙いのサンライズソレイユが2着でしたが、ウェイビーが逃げ残っての3着で、三連は外れでした。49㌔の馬から狙うならこの馬だったかなぁと少し反省しました。血統を見てストキャスティーク(13着)を相手に加えたわけですが、長距離実績を重視するならこちらでしたかね。それにしても鞍上の藤懸くん、思い切りよく逃げて、運を呼び込んだと思います。
 
 さて、正月は3歳戦が目白押しです。次の開催は3日間開催で、またまた月曜まで競馬があって、関係者にはお疲れさまですが、今日は3歳牝馬の重要レース、中山のフェアリーSを検討してみます。スターズオンアースなど過去には牝馬GⅠで活躍する馬を輩出しているので、今年はどんな素材が含まれているのか、探すのが楽しみです。持ち時計や過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、中心馬を探してみたいと思います
 
 
1)持ち時計上位
 登録数も多いので、ずらずらと馬名を並べず、注目馬だけにしておきます。
 過去5年の勝ち時計の平均は、良馬場で、全体時計が1分34秒38、上がりが34.88秒です。去年勝ったイフェイオンの勝ち時計は1分34秒0(上がり34.8)、2着のマスクオールウィンが同タイム(上がり33.9)でしたので、1分34秒台、上がり34秒台の決着が見込まれます。2歳秋の時点でこれに近い時計を出していれば、一応は有力候補と見てよいと思います。ここでは芝1600の持ち時計の良い馬から選んで並べておきます(〇数字は単勝人気順)。
 
 シホリーン     09/08中山 新馬     ①2着 1分32秒9 33.2
 ジャルディニエ   09/07中山 アスター賞  ①1着 1分33秒6 34.0 
 レイユール     11/17東京 赤松賞    ②2着 1分34秒0 33.4
 アイサンサン    10/26京都 未勝利    ①1着 1分34秒3 34.7
 ミーントゥビー   12/08阪神 阪神JF   ⑱7着 1分34秒3 34.9
 エストゥペンダ   11/02東京 未勝利    ②1着 1分34秒5 34.5 稍
 キスアンドクライ  11/17京都 未勝利    ⑧1着 1分34秒6 34.9
 エリカエクスプレス 10/20京都 新馬     ①1着 1分34秒7 36.0 稍
 
 参考までに去年(2023年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣イフェイオン    11/04京都 未勝利    ②1着 1分33秒3 34.3 
2⃣マスクオールウィン 12/09中山 黒松賞    ①1着 1分08秒5 34.4 
3⃣ラヴスコール    10/28東京 アルテミスS ⑤6着 1分34秒6 33.8
 
 シホリーンは時計が出9月の中山でのものですが、アルテミスS4着(1分34秒0/33.4)もあるので、この馬を一番手と見てよいでしょう。おそらく人気にもなるのではないかと思います。これに続くのは、赤松賞2着のレイユール、この二頭に阪神JFで7着のミーントゥビーや未勝利勝ちのエストゥペンダが迫れるかどうかという構図でしょうか。他距離からでは、函館2歳S2着のニシノラヴァンダや百日草特別2着のホウオウガイアなどもいますが、やってみないとわからないという感じです。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇未勝利    8(※略
 〇赤松賞    5頭レイユール②2着 ミラーダカリエンテ⑤5着 キタノクニカラ⑥6着 
 〇新馬     5頭エリカエクスプレス①1着 パーリーラスター⑤1着
 〇アルテミスS 2頭シホリーン⑤4着
 〇黒松賞    2頭(※該当なし) 
 
 前走との間隔では、一番多いのは中6週(該当なし)で、中3週(ひいらぎ賞)がこれに続きますが、近年は2ヶ月程度の間隔をあけている馬の好走も目につきます。
  
3)血統
 難解ですが、ここ4年は父系にキングカメハメハの血脈をもつ馬が3着以内に来ていますので、この血統で拾っておきますが、1頭だけです。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
エストゥペンダ  :父サートゥルナーリア(ロードカナロア)/母父Offlee Wild(Nearctic系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ⑥人気以下の活躍が顕著
  :①②人気馬が不振、過去10年の3着以内馬の半数以上が⑥人気以下
 ② 前走重賞組の人気馬が不振:③人気以内に支持された馬が圏外にとぶ 
 ③ 前走芝1600が優勢:距離延長組は前走1着が必須
 ④ 2戦1勝馬が優勢:キャリア3戦以上の馬は2勝馬に一考
 
 データ的にシホリーンは危ういのかも知れません。となると、人気にもよりますが、レイユールミーントゥビーが浮上してくるかも知れません。新馬・未勝利組からはアイサンサンパーリーラスターあたりでしょうか。2勝馬でジャルディニエにも着目が必要かも知れません。あとはホウオウガイアとか……。
 
5)結 論  
 普通に考えればシホリーンとレイユール1・2着で3着ヒモ荒れか、というところですが、JRAのデータ分析に従えばシホリーンが圏外に消える可能性大なので、ここは穴狙いがいいかも知れません。といっても新馬・未勝利組は実力の程が未知なので、重賞戦で負けて人気を落としそうなところから狙おうと思います。中心はミーントゥビーです。阪神JFは歯が立ちませんでしたが、2勝馬ですし、GⅠクラスならともかく、このメンバーに入れば力は上位と見てよいと思います。相手は当然シホリーンレイユールの実力馬2頭ですが、⑥人気以下の人気薄が絡んでくるとすれば、距離を縮めてきたホウオウガイアは要注意かなと思います。あとは減量騎手だったとはいえ、朝日杯を制したアドマイヤズームに新馬戦で先着しているアイサンサンもけっこうやれそうですので、何とか抽選に残ってほしいところです。その他、阪神JF組からジャルディニエと新馬で負かした馬たちがその後好走しているパリーラスターまで。函館2歳S2着のニシノラヴァンダはどうでしょうか。
 まとめると、
 
 ミーントゥビー 〇レイユール ▲ホウオウガイア △アイサンサン……
で三連勝負をしてみようと思います。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。正月気分も抜けてだんだんと平常に戻って来そうです。寒い日が続きますが、どうか暖かくしてお過ごしください。
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