Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

250101(水) 中山金杯の展望

2025-01-01 | 展望
 新年あけましておめでとうございます。世間のムードとちがって、中にはあまりめでたくない年を越された方もいるとは思いますが、先が読めない人生も競馬も、たまには快哉を叫ぶことのある一年であるよう祈りたいです。
 さて、新年一発目の今日は恒例のハンデ戦中山金杯を検討してみます。競馬ファンにとっては「一年の計は金杯にあり」です。開幕戦を飾って勢いをつけたいところです。早速過去10年間の3着以内馬の傾向を見ながら、狙い馬を絞り込んでみようと思います。なお、現段階で登録数が24頭なので、8頭以上の除外や取消が出る見込みです。
 
 
1)斤量(ハンデ)
※ ( )内は今回の該当馬 
 ・58㌔    3頭
 ・57.5㌔  2頭
 ・57㌔    2頭
 ・56.5㌔  2頭
 ・56㌔   10頭ギャラクシーナイト ジェイパームス
              シンリョクカ
 55㌔    5頭
 ・54㌔    4
 ・53㌔    2頭   
   
 56㌔が抜けて優勢で、ここ数年は必ず3着以内に入っています。全体を見ても53~56㌔の中・軽ハンデ馬が7割を占めているので、斤量の重い実績馬にはやや厳しいレースと言えそうです。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇チャレンジC   8エアファンディタ⑬3着 マイネルモーント⑫6着 ラーグルフ⑪10着
 ディセンバーS  5頭バラジ⑦3着 グランスラムアスク⑨4着 アケルナルスター⑩14着 
 〇マイルCS    2頭アルナシーム⑫11着
 〇エリザベス女王杯 2頭シンリョクカ⑥4着)
 〇福島記念     2頭ギャラクシーナイト④15着
 〇金鯱賞      2頭ジェイパームス⑧8着)
  *現行の中日新聞杯に相当
  
 間隔で比較的多いのは中2週(チャレンジC、ディセンバーS)で、全体的に見て2ヶ月以上間隔があいている馬は劣勢です。去年もそうですが、まずは11・12月にレースを走った馬から目星をつけるのが妥当のようです。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 〇4歳   8頭  〇5歳   9頭  〇6歳 9頭 
 〇7歳   4頭    
/〇牝馬  2  〇騸馬   2    
 
 わりとどの世代も馬券に絡んでいるので、馬齢はあまり気にしないでいい感じがします。気にかけるならば、むしろ、年長で中ハンデの馬かも知れません。
 
4)血統
 同距離の昨年のホープフルSもそうでしたが、近年は母系のノーザンダンサー系が強く出ている印象です。やや数が多くなりますが、この血脈が該当するのは以下の馬たちです。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・カラテ      :父トゥザグローリー(キングカメハメハ)/母父フレンチデピュティ(Vice Regent系)
 ・グランスラムアスク:父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Storm Cat(Storm Bird系)
 ・シルトホルン   :父スクリーンヒーロー(グラスワンダー)/母父Langfuhr(Danzig)
 ・セイウンプラチナ :父ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父エリシオ(Fairy King)
 ・ラーグルフ    :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ファルブラヴ(Fairy King)
 ・リカンカブール  :父シルバーステート(ディープインパクト)/母父Zoffany(Danzig系)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ⑥人気以下の勝利なし
 ② 4歳から6歳の馬が中心:近年は6歳馬に要注意
 ③ 前走5着以内が目安:複勝率は5着以内37.7% < 6着以下7.0%
 ④ 中距離のスペシャリスト:芝1800~2000で4勝以上の馬が有力
 
 ①以外で浮上するのは、グランスラムアスクボーンディスウェイリカンカブールの3頭です。注釈をつけると、グランスラムアスクは1800で4勝していますが、2000の勝ち星はありません。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・アケルナルスター   4・1・3・15
 ・シンリョクカ     2・1・1・7
 ・シーズンリッチ    2・0・0・12
 ・ジェイパームス    4・0・1・4
 ・リカンカブール    5・1・1・6
 ・レガトゥス      4・1・4・10
 
6)結 論  
 斤量とステップ(間隔)の傾向に反していますが、昨年勝ったリカンカブールが強い感じがしています。9月のオールカマー以来、久々のレースになりますが、過去には間隔があいていても走っているので、大丈夫と見ます。あとは斤量の58㌔を克服できるかどうかですが、2019年にウインブライトが58㌔で勝っているので、同馬級なら何とかするでしょう。相手には、斤量56㌔からボーンディスウェイ、55㌔のマイネルモーントとバラジ、あとは、前走秋華賞5着のクリスマスパレードもここは適鞍でしょう。前走エリザベス女王杯4着で好調が続くシンリョクカも有力な一頭ですが、牝馬の56㌔を牡馬の58㌔と同程度と見ると、少々ハンデが堪える感じがして半信半疑ですが、どうでしょうか。
 ということで、
 
 リカンカブール 〇ボーンディスウェイ ▲バラジ △マイネルモーント…… 
でまとめておきます。運よく新年最初のお年玉にあずかれるかどうか。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。穏やかな新年となりますように。
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