Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

20250204(火) きさらぎ賞の展望

2025-02-04 | 展望
 今日は日曜京都の3歳重賞・きさらぎ賞を見てみます。3歳戦は年明け後も波乱続きなので、例年どおりの少頭数とはいえ、意外に荒れるかもしれません。穴馬がいるかどうか確かめてみようと思います
 
 
1)持ち時計上位
 去年1800の距離に戻って4年ぶりに京都で行われ、ビザンチンドリームが1分46秒8(上がり33.7)の好時計で勝ちました。京都開催は2週目なので、普通に流れれば今年もこのレベルの時計が出そうです。今回の出走(予定)馬の前走は距離がまちまちなので、マイル、1800、2000の順で持ち時計上位の馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。
 
<1600>
 ウォーターガーベラ 09/14中京 未勝利    ⑤1着 1分34秒3 34.9
 ランスオブカオス  12/15京都 朝日杯FS  ⑨3着 1分34秒9 34.0 
 
<1800>
 サトノシャイニング 11/16東京 東スポ2歳S ③2着 1分46秒9 33.5
 ショウヘイ     12/15京都 未勝利    ①1着 1分48秒9 34.6
 
<2000>
 ミニトランザット  01/19中山 京成杯    ⑨3着 2分00秒0 34.9
 リンクスティップ  12/21京都 未勝利    ②1着 2分00秒8 34.8
 スリーキングス   11/23京都 京都2歳S  ⑥5着 2分01秒4 34.6 
 ジェットマグナム  12/28中山 ホープフルS ⑩7着 2分01秒5 36.0   
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ビザンチンドリーム 12/02阪神 新馬     ②1着 2分01秒4 33.9 
2⃣ウォーターリヒト  01/08京都 シンザン記念 ⑰3着 1分34秒7 35.2 
3⃣シヴァース     11/19京都 新馬     ①1着 1分38秒0 33.8 稍
 
 サトノシャイニングが文句なしの一番手評価でしょう。続くのは、去年2着のウォーターリヒトの時計をふまえれば、ウォーターガーベラランスオブカオスで、2頭とも好戦可能と見ます。あとは京成杯で3着に突っ込んだミニトランザットでしょうか。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇新馬     4エリカアンディーヴ④1着 ムーンライトラガー④1着
 〇朝日杯FS  3頭ランスオブカオス⑨3着 
 〇ホープフルS 3頭ジェットマグナム⑩7着)
 〇シクラメン賞* 3頭(*2018年以降該当レースなし
 〇東スポ2歳S 2頭サトノシャイニング③2着
 〇こうやまき賞 3頭サウンドバッハ⑦6着)
 〇1勝クラス  2頭スリーキングス②6着 ヒルノハンブルク④15着) 
 〇未勝利    2頭ショウヘイ①1着 リンクスティップ②1着)  
 
 前走との間隔で比較的多いのは中3週(シンザン記念)中5週(ホープフルS、新馬=ムーンライトラガー中8週(新馬=エリカアンディーヴで、あまり間隔を開けていない馬の方が優勢です。
  
3)血統
 ディープインパクト産駒全盛の時代が過ぎて混沌としています。父サンデー系が若干優勢とは思いますが、去年京都に戻って1・3着が父ロベルト系でしたので、あえて同じ血脈で拾ってみようと思います。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
スリーキングス   :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父War Front(Danzig系)
ヒルノハンブルク  :父ナダル(Krs S.系)/母父ステイゴールド(サンデーサイレンス)
ミニトランザット  :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父ゼンノロブロイ(サンデーサイレンス)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ①・②人気馬が好成績:複勝率ともに70%
 ② 前走未勝利戦の馬は苦戦:連対なしで複勝率16.7% 
 ③ 前走で同じ距離=1800だった馬の優勝例過去10年なし
   :前走2000か1600で、後者が若干優勢
 ④ デビュー戦②人気以内で勝ち上がった馬が優勢
   :過去10年の勝ち馬の7/10頭は新馬勝ち
 
 サトノシャイニングは前走が今回と同じ1800なので、上のデータ(ジンクス)上勝てないとすれば、替わって浮上するのはランスオブカオスで、リンクスティップスリーキングスがこれに続くといったところです。
 
5)結 論  
 サトノシャイニングが①人気確実で、連軸候補としては最適だと思いますが、流れが速くなると差し勢に交わされる場面があるかもしれません。ここは前走京成杯では最後方から3着に突っ込んできた末脚を評価して、あえてミニトランザットを上にとりたいと思います。京都は新馬戦で勝っているので、得意コースの部類かも知れません。相手はサトノに加えて、朝日杯3着のランスオブカオスとホープフルS7着のジェットマグナムの両GⅠ組に、穴っぽいところで京都2歳S5着のスリーキングス、未勝利勝ちからリンクスティップ、大穴でダートから芝に替わるヒルノハンブルクまで考えています。JRAの分析どおり、サトノシャイニングが圏外に消えないまでも、3着に敗れて好配当となることを期待します。
 まとめると、
 
 ミニトランザット 〇ランスオブカオス ▲サトノシャイニング △スリーキングス……
の三連勝負で好配当になるかどうか。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。週末にかけて寒くなりそうです。どうか暖かくしてお過ごしください
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