くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

三の丸第1駐車場は現在も石垣が崩れたまま

2016年08月03日 | 熊本地震後の熊本城

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 2016年8月1日、熊本城北側の市道京町1丁目宮内第1号線が通れるようになり、熊本地震後はじめて三の丸第1駐車場の状態を見ることができました。

 2016年8月1日撮影

 

三の丸第1駐車場の入口です。

地震で崩れた石垣がそのままの状態です。

ここらへんがどんな状態なのか、最近は報道されなかったのでまったくわかりませんでした。

まさか、崩れたままとは思っていなかったので、しばらくぼう然としていました。

 

三の丸第1駐車場を利用したことがある人はお判りになると思いますが、車で入ったときの関所です。

ここで駐車券を受けるんですが・・・。辺り一面は崩れ落ちた石で埋め尽くされています。 

 

 

 石垣の上部から石が崩れ落ちたのですが、この木は石に負けることなく今もしっかり立っています。

 

 まわりの大木に比べるとまだまだ若い木で、決して大きくありません。

たくさんの大きな石が落ちてきて、痛かっただろうし、その力もすごかっただろうし・・・。

でも、木は踏ん張りました。よく頑張ったぁ。

 

 栗石が山のように積まれています。

 

 ちょっと離れて崩れたところを。

石垣の崩れはかなり膨大ですが、料金所はしっかり立っています。

 

 

 ここは駐車場なので、地震前は当然ですが車がとめられていました。

それが今は崩れた石垣、山積みにされた栗石。あまりにも変わってしまった光景です。

 

 石も並んでいます。

 

 

 

 

ここに並んでいる石はどこの石垣のものかわかりませんが、かなりの数の石がきれいに並べられています。

地震前、石垣の石は一面だけが外に出ていました。残りの面は隠れていたわけで私たちからはまったく見えませんでした。

隠れていた面は石垣の中にいたから息苦しかったかな。

それとも今はむき出しにされて、暑いとうなっているかな。

石と話ができたら、いろいろと聞いてみたいな。。。

 

 

三の丸第1駐車場は現在使えませんが、三の丸第2駐車場は利用できます。

第1駐車場のほうは石垣の崩壊がすごいのでしばらく利用できないでしょうね。

 

   

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宮内橋石垣撤去工事終了

2016年08月03日 | 熊本城・復旧復興

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前ページで崩壊した石垣の中から、人形と呼ばれる人物の線刻画が見つかり、その石が現在城彩苑湧々座で展示してあると書きました。

城彩苑湧々座に人形が彫られた石を展示中

今日の記事はその人形が描かれた石が見つかった宮内橋石垣です。

2016年4月30日撮影

 

4月16日の本震で、幅約19メートル、高さ9メートルにわたり石垣が崩れました。

4月30日時点、ここは立ち入り禁止で、護国神社から宮内橋の手前まで撮影。

道路まで崩れた石は転がり落ち、地震のすごさを物語っていました。

 

それについてはこちらを (2016年7月20日の記事)

人形(ひとがた)の線刻が見つかった宮内橋付近の石垣

 

 

 2016年8月1日撮影

 

2016年8月1日撮影

 

5月14日からはじまった石垣の撤去工事は終わりました。

石をひとつひとつ撤去し、中の栗石も撤去され、むき出しになった土の上にはモルタルが吹きつけられ、されにその上にネットを被せてあります。

これはあくまでも応急工事です。ここも特別史跡内の石垣なので、復旧工事に際しては元にきちんと戻さなくてはいけないので、これから長く地道な工事が待っていることでしょう。

 

 

 

ネットと土嚢のおかげで、ここの歩道は通れます。

だから間近で見ることができ、じっくり見てきました。

石垣の石材の側面? この表現でいいかどうかわかりませんがココを見れるのは復旧工事がはじまるまでの間ですからね、今後も機会をみては何度も見に行こうと思っています。

 

 

 

こちらは栗石まで見える状態です。

何年か先、何十年か先、ここを通るときに、『熊本地震のとき、ここの石垣は崩れてね』なんて話をする日がくるでしょう。

そのときはすっかり元に戻り、地震で崩壊したなんてわからない状態になっていると思う。

だから、それまで自分の目で見れる限りは何度も何度も見て、この状態を忘れないようにしたいと思います。

 

 

 

護国神社へ行く階段は使えます。

おかげで久しぶりにこの階段上りましたよ。

 

階段を上り、右に行くと護国神社、藤崎台球場です。

そして左が宮内橋。ここは現在も立ち入り禁止です。

 

 

 

 

下から見たときは気が付きましせんでしたが、上に栗石が固めてあります。

これはバラバラにならないようにネットの中に入っています。

何しろ、特別史跡なので、何もかも元に戻さなくてはいけません。

だから栗石ひとつも大切です。

 

 

地震で熊本城のあちこちが崩れてしまいましたが、築城から400年間、熊本城は何度も災害にあっています。そしてそのたびに修復してきました。今回も修復します。たとえ時間がかかっても・・・。

 

 

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