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チラシの裏にでも書いていればいい日常と考えていることを書いているブログです。

サルに英王女の名前、サルのぬいぐるみに皇室の名前

2015-05-09 01:12:41 | ニュース

最近騒ぎになった事件として

高崎山自然動物園で毎年恒例の最初に生まれたサルの赤ちゃんの名前の一般公募で
英国の王女の誕生を祝して等の理由で一番多かった「シャルロット」が選ばれたが

一部のクレーマーから「失礼だ」とか「外国でサルに皇室の名前が付けられたらどう思うか」
等のクレームが多数寄せられ
取り消すかどうかの再検討がされたが結論が出ずに
英国大使館に問い合わせるということになったすです。

一方英王室の広報は
「公式にはノーコメント」だが「赤ちゃんザルにどんな名前を付けようと、動物園の自由」
ということでした。

「公式にはノーコメント」がどういう意味なのか多少は気になっていたのですが
最終的には、動物園を管理する大分市が会見を行い、名前を変更しない方針を明らかにして一件落着。

この騒動は中国にも伝わっているようで、私の目に留まったのが
「シャルロットなんて名前の人はいくらでもいる、英王室だけを特別扱いするのは差別意識の現れなのではないのか」というコメントです。

ちなみに

イギリスのチェシントン動物園で産まれた猿 ジョージ王子にあやかり「ジョージ」と命名される
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1430974741/
ロシアで白いハリネズミの赤ちゃん、英王室あやかりジョージと命名
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE97Q04820130827
カンザス市のチンパンジー、英国王家にちなんで「ジョージ」と命名される
http://www.kansascity.com/news/local/article3185661.html
デンマークの王子にちなんで命名されたオランウタータンの「ヘンリック」
http://www.ecome2.com/save-the-orangutans/

などの例からわかるように
欧米では別に問題のない文化であると考えられます。

先の中国でのコメントもあるように
中国人の考え方も欧米とそう変わりはないようなので

日本が、というより
ネトウヨや一部の尊皇派考え方が国際スタンダードから見てかなり特異なのではないかと思われます。

2ちゃんねるでこれが容認されるのなら
「サルのぬいぐるみに「ヒサヒト」という名前を付けて投げるという行為が容認されるということになるけどいいのか」
というコメントがありました。(たぶんネトウヨの意見)

調べてみたらそういう演劇があったそうですが
特に刑法等で罰せられた訳ではないようです。

どうやらこれが許されないというのはネトウヨの脳内だけのようです。

また調べていたら
今生天皇はハゼの分類学的研究者でもあり
長年のハゼの分類学的研究に対する貢献を称え、
新種のハゼの一種の命名に、1992年(平成4年)には Platygobiopsis akihito と、
2005年(平成17年)には Exyrias akihito [10]、
2007年(平成19年)にはハゼの新属にアキヒト属 (Akihito) と[11]、彼の名を織り込んだ献名がなされた。
そうです。(ソースはウィキペデイア)

ハゼの種や属に天皇の名前を付けるのは
もしかしたらネトウヨの脳内ではとんでもない不敬なことなのかもしれませんが
皇室や宮内省あるいはの日本国家がクレームを付けていないところを見ると
何も問題はないのでしょう。

今回のサルの命名の騒動からいって特異なのはネトウヨや一部の尊皇派であって
彼らは国際スタンダードからもかけ離れた一種のカルトといえるのかもしれません。

結果として今回もネトウヨの敗北で本当に良かったです。
コメント
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