東北震災復興のため仙台に着いた時、地元の方の被害状況を聞き未だに復興が進められていない南三陸町へ行きました。
正直な気持ち、野次馬的な感覚で行きました。
もし、このブログを読まれている東北の方、そんな気持ちで・・観光的な感覚で訪れたことを深くお詫び申し上げます。
今後の撮影のために釜石線沿いをロケハンしながら入った釜石市は、想像を絶するほど荒れた町並みを目の当たりにしました。
地元の方は、普通の暮らしへ戻そうとしているのに、カメラを持ってぶらぶらなんて全くできませんでした。
その後、南リアス線三陸駅へ目指したのですが、グーグルナビにある道通りには進めませんでした。
行きたい方向には、道が無いんです。
曲がろうと思う場所には交差点が無いんです。
他、橋がない。目印となるガソリンスタンドがない。
ガソリンスタンドで給油しようと思うと、仙台市よりも10円高いんです。セルフスタンドがありませんでした。
職を失い、働く場所がなくなった人の為の考慮なのでしょう。
どこのスタンドでも、スタッフがとても多かったです。
ショッピングセンターやコンビニなどの商店は、すべてプレハブでした。
札幌ナンバーの車がその場所へ止まると、観光か復興のどちらかだと思いますが、どこに行っても白い目線が気になりました。
震災で、手つかずの場所が沢山あり、住民の移動経路の確保のために作られた簡易道路。
危険な場所も沢山・・・
今でも思い出すと目頭が熱くなります。
何度も同じ道をぐるぐる回って、やっと辿り着いた三陸駅には団体列車が運行されてました。
今現在は、どこまで復興が続いているのはわかりません。一刻も早く普通の生活に戻ることを祈ります。
この日一回として、後日一度も行けませんでした。(涙)