隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

メインディッシュぽいのが欲しかった~「食べ物タイトルのロックナンバー」

2018年10月30日 13時22分27秒 | スピッツ

2018.10.28 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 冬に向かう日々?
 スピッツはファンクラブツアーのあと、「のんびりできるのかな」と思いきや、来年に向けて「秘密の活動」に入るそうで。
 草野「でもやることがあるというのは、オレの性格上いいことで。暇だと寂しくなっちゃうほうで」
 試験勉強中とか部活の合間に聴くラジオ番組が楽しかった記憶があるそうだ。
 草野「この番組がそういう番組になるように、オレ自身が楽しみながらやっていきたい」
 ああ、それはいいことだし、うれしいですよね。

 今日のテーマは、食欲の秋! 「食べ物タイトルのナンバーで漫遊記」。
 リクエストたくさん来たそうです。
 草野「食べ物タイトルのロックナンバー、結構あるんだなと思って、選びがいがありました」
 前菜~スープ~肉料理~デザートというフルコースを狙ったけれど、果物、お菓子などのデザートや野菜が多くて、フルコースっぽくという企画は諦めたそうです。

 オンエア曲
 01 うめぼし(スピッツ)
 02 アボカド(yonige)
 03 空芯菜(キュウソネコカミ)
 04 Vegetable(Radiohead)
 05 ポテトサラダ(ZAZEN BOYS)
 06 Hot Dog(Led Zeppelin)
 07 Spagetti Hair(BLANKEY JET CITY)
 08 バウムクーヘン(フジファブリック)
 09 孤独(La Solitude)(平野レミ)
 10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツ「うめぼし」。
 食べ物タイトルのスピッツ曲たくさんあるけれど(そう? あれ、思い浮かばない・・・)、「ハチミツ」とか「ラズベリー」とか甘いものが多いそうで、「あえて甘くないもの」で選んだそうだ。
 なんだかひさびさの「うめぼし」は貴重だ。頬がぷっくりしていた頃のボーカルを思い出す。

 1曲目は、「先日、新木場で、美しい声でエグイ曲を聴かせてくれた、今注目のバンド」、yonigeの「アボカド」(2015年、ミニアルバム『Coming Spring』)。
 草野「歌詞も声もいいけど、とにかく音がぶっとい。今後がとっても楽しみなバンド」
 メッセージの文面どおり、「自身の恋愛体験を歌詞にした」楽曲。
 このMVが話題になりましたよね。最後がもう・・・。
 yonige -アボカド-【Official Video】

 次は、キュウソネコカミの「空芯菜」(2013年、ミニアルバム『ウィーアーインディーズバンド!!』)。
 リクエストしたリスナーさん「空芯菜、スーパーで買って食べました!」。

 草野「空芯菜美味しいんだよ! いろんなことばを連ねているけど実際はそれしか歌っていない。それでロックナンバーとしてなりたっちゃってるというのがキュウソネコカミのすごいところ」
 私はいつも「そこらに生えてる草みたい♪」で笑ってしまう。アレンジで中華が食べたくなる。
 曲終わりで、「空芯菜、オレも好きです」。そこかよ!って感じです。

 次は「バランスを取って、洋楽で」、Radioheadの「Vegetable」(1993年、1st『Pablo Honey』)。
 草野「意外と思われるかもしれないけど、実はオレ、あまりレディオヘッドにはまってない。CDはもってるけど、あまり聴いてない」

 今回改めて聴いてみて、「初期の頃の曲はふつうにかっこいい、ふつうにロックですね」。
 90年代後半、どこかの雑誌のインタビュー現場に現れた彼(『フェイクファー』のレコーディング中だったかな、違ったかな)がマッシュではなくさっぱりとした短髪で、「トム・ヨークみたい」と取材先の男性にも好評だったという記事を読んだ記憶あり(トム・ヨークファンの方、すみません)。
 今もそうだけど、若い頃のトム・ヨーク、カッコよかったです。
 タイトル、アボカド、空芯菜、ときて、とうとう「野菜」!

 そして、ZAZEN BOYSの「ポテトサラダ」(2012年、5th『すとーりーず』)。
 リクエストした方は「これを聴くとボウルいっぱいのポテトサラダを食べたくなる。そしてこれを作った向井(秀徳)さんの頭の中をのぞいてみたくなる」と。
 向井秀徳さんは福岡出身だけれど草野氏自身は面識はない、と。
 草野「向井くんはナンバーガールのときからすっごい気になる存在で、あのかっこよさにジェラシーを感じるような存在」
 ナンバーガール・・・、私は、2000年のひたちなかのフェスで見た向井さんが衝撃的だった。
 草野くんは、90年後半、くるり、ナンバーガールらには大いに刺激を受けると何度も発言している。
 草野「ZAZEN BOYSはマスロック的なアプローチで延々と聴いていて気持ちいい。『ポテトサラダ』はダダイズムのポエムっぽいシュールな感じがおもしろい」
 マスロック特有のドラムのデカイ音がクセになるなあ。
 
 メッセージコーナー。
 「はまっている食べ物は?」に対して、
 草野「食べ物と言っていいのかわからないけど、いろいろな種類の塩やオリーブオイルを試しています。生野菜やゆで卵、パンにいろいろな塩やオリーブオイルを吟味するというのがオタクな趣味」
 非常に気に入ったオリーブオイルに出会ってしまって、これだけでいけんじゃね?という感じらしいけど、それがちょっと入手困難なものらしい。
 草野「ここで銘柄とかを言うとさらに手に入らなくなるので・・・すみません」
 いやいや、オリーブオイル好きだけど、で、いろいろ使っているけど、そこまで凝ってはいないので結構です・・・とワタシ(笑)。


 さてさて、野菜が続いたので、次は肉。
 Led Zeppelinで「Hot Dog」(1979年、8th『In Through the Out Door』)。
 ホットドッグ、肉か??
 後期のツェッペリンの曲。ロバート・プラントのボーカルで、「オールディーズ好きが前面に出ている曲」。
 「"Hot Dog" was a rockabilly inspired track ...」と書いてあるけど、ロカビリーやカントリーウェスタンを彷彿とさせるアレンジ。
 レコーディングでロスにい
たとき夜中にホットドッグ屋さんに行列ができていたそうで、尋ねたら、「日本で呑んだあとの締めのラーメンが、向こうでは締めのホットドッグ」ということで、食べてみたらふわふわしていて、「これもいいかも」と思ったとか。
 うーん、どうだろう。

 肉のあとは炭水化物系で、BLANKEY JET CITYの「Spagetti Hair」(1997年、6th『LOVE FLASH FEVER』)。
 『LOVE FLASH FEVER』が好きで、よく聴いていた、と。「3人の個性のぶつかり合いが生々しい」と。

 草野「どのアルバムもすごいんですけど、とくにこれが響いて、よく聴いていました」
 当時、彼のそのコメントに影響されてこのアルバムを聴き、しばらくBJCにはまっていた私ですが、ほどなく解散してしまいました。
 解散がわかってからだったか、同じ日にブランキーとスピッツがMステに出演し(『ハヤブサ』のとき、だと思う)、草野くんはどういう心境なのかな、などと思った記憶がある(勘違いでなければ・・・)。
 草野「『Spagetti Hair』もアップテンポでベンジーさんの詞もとんがっていて、最高の曲です」
 「Spagetti Hair」はベスト盤にも収録されている。彼の独特の声とギター・ベース・ドラムが譲り合わずにぶつかっているのに統一感もちゃんと感じる、というところ。ひさびさに聴いたけど、気持ちがいい!


 最後は「甘いもの」で、フジファブリックの「バウムクーヘン」(2009年、4th『CHRONICLE』)
 メッセージは、「弱気な歌詞だけど元気をもらえる」と。

 志村正彦くんとは何度か会う機会があったそうで、
 草野「志村くんの歌詞には共感できる。話していて、オレにとってはとても楽な人でした。近い部分があるのかどうかはわからないけれど、もっともっと話をしてみたかった。もう9年になるんですね。早すぎる死が惜しまれる人です」
 フジファブリックへのリクエストはほかの食べ物タイトルの曲にもたくさん寄せられていたそうだけど、「バウムクーヘン」がいちばん多かったと。
 ああ、なんだか気持ちのなかに忍び込んでくるこの優しい声と言葉だ。9年とは・・・。


 そして、「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナーは、平野レミの「孤独(La Solitude)」(1988年、『きかせてよ - シャンソン・ド・レミ』)。
 食べ物タイトル特集につなげて、平野レミは「料理研究家」ってところで強引に・・・と。
 平野レミは言わずと知れたシャンソン歌手。で、「『ロック大陸』ならぬ『シャンソン大陸』に一時上陸」。
 フランスのダリダの曲の日本語版。
 草野「レミさん、歌うまいじゃん・・・と上から目線ですが」
 本当に深みのあるすてきな声です。
 草野「一人二役の歌い分けもすてきで、ストーリー的にも歌詞がよくできてて、ちょっと感動しますよ」
 今では入手困難ということで、貴重な音源を流してくれました。美しいけれど怖い曲だ。
 ちなみに、今年5月に公開された『ダリダ あまい囁き』は、1987年に54歳で亡くなったダリダの生涯を描いた映画。
 ドラマチックだったと思わせる彼女の生涯を、彼女の心情の深いところや衝撃の最期の決意も含めて鋭く掘り下げるということはせずに、ドキュメンタリーの雰囲気ももちつつ描いた作品という感じかな。たまたま観ていたので、ここでダリダの名前をきくとは。
 ダリダとアラン・ドロンの「あまい囁き Paroles, paroles」は有名ですよね。
 Dalida & Alain Delon - Paroles, paroles


 食べ物タイトル・・・メインディッシュっぽいのが欲しかったな、と。
 「サーロインステーキ」とか「鱸(スズキ)のバターソテー」とか(笑)。
 草野「(そういうタイトルの曲を)スピッツが作るしかないのかな」
 タイトルしばりの特集だとジャンルがばらけるので、またやってみたいそうだ。
 女性の名前で「いとしのエリー」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」とか、男の名前で「そんなヒロシに騙されて」「Johnny B. Goode」とか・・・。おもしろそう!
 
 そして来週はいよいよクージー登場。
 キーボードの話、音楽とは関係ない話、たくさんきけそう。
 彼女の選ぶ曲も楽しみですね。

 ではでは、ありがとうございました!


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