隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

空耳アワー「くさのく~ん」~「シャッフルのリズムで漫遊記」

2018年07月16日 14時53分21秒 | スピッツ

2018.07.15 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 http://www.tfm.co.jp/manyuki/


 導入は、初めてのバイト、福岡・大濠公園(ココ)の花火大会でのコーラ売りの話。
 通っていた高校はバイト厳禁なのに、教師が買いに来ちゃった・・・と。
 家族連れだったその先生は、何も言わずにコーラを買って去っていったそうだけど、
 草野「家族連れだったし、プライベートに仕事持ち込まないタイプ? それとも、オレ、草野正宗が学校で影が薄くて知らなかった?」
 どちらにしても、30年以上たった今でも、そのときの30秒間の情景は「高解像度」の画像のように脳裏に残っているらしい。
 そういうの、誰にもあるかも・・・。思い出したくないけど。

 スピッツ主催の夏の3イベントの紹介から。
 今回は、「たんたんたこたこ」に続いての「リズムネタ」、「シャッフルのリズムで漫遊記」。
 トランプ混ぜ混ぜでも、再生シャッフルでもなく、「トット トット トット♪」と弾むようなリズムを、阿波踊りも例に出して説明。
 「思わず体が動いちゃうような曲を用意しましたので・・・」


 オンエア曲
 01 ハニーハニー(スピッツ)
 02 Run Run Run(Jo Jo Gunne)
 03 HI!CHINA!(THEE MICHELLEGUN ELEPHANT)
 04 Panic(The Smiths)
 05 Midnight Teenage Shuffle(PERSONZ)
 06 Gepetto(Belly)
 07 Lazy Sunday(Small Faces)
 08 Southern Girls(Cheap Trick)
 09 体力に限界はあるのか(カステラ)


 漫遊前の1曲は、スピッツの「ハニーハニー」。
 草野「スピッツはシャッフルの曲多いんですけどね。リクエストの多かった曲から」
 私の大好きなアルバム『惑星のかけら』から。
 当時「踏み絵を踏む」くらいの気持ちで加えたというサビの「It's so brilliant!!」。本当にそのくらいの気分だったのか、彼特有の形容なのかはちょっと不明だけど。
 でもかわいくてかっこいい曲だと当時からずっと思っています。間奏のギターソロも好き。

 そして、1曲目は、「1972年、全米を吹き抜けたあのシャッフルビートの曲」という紹介で、Jo Jo Gunneの「Run Run Run」(デビューアルバム『Jo Jo Gunne』からの先行シングル)。
 初回の「ロック大陸漫遊記」(ココ)で紹介されたランディ・カリフォルニアと、Spiritというバンドで一緒だったジェイ・ファーガソンがボーカルのバンド、Jo Jo Gunne。ややこしい? 
 Spiritはちょっとサイケデリックな雰囲気もあり、知的なイメージもあり、ちょっと曖昧な印象のバンドというのが、私の個人的な感想。
 草野くんは好きなバンドとして、よくSpiritの名前を出しますよね。
 67年デビューで、途中休止とかもありつつ、90年代まで活動していたバンド。
 Spirit "I Got I Line On You"

 あ、SpiritじゃなくJo Jo Gunneの話だった(-_-;)。

 草野氏は「ノリノリになりたいときに聴く」ということで、「Run Run Run」は彼のiTune再生回数、第15位だそうだ。
 Jo Jo Gunneとか、本当に記憶の外だったので、とても懐かしくて、ノリノリになれたぞ(笑)。

 シャッフル曲ということで、「花笠音頭」へと話題が移って・・・。ZO-3で最初の部分をカバー。別に民謡っぽくということではなく、ごくごく普通にサラッと。
 昔、これをカバーしようと試みたことがあるが、
 草野「これはカッコいいのか? 『花笠音頭』にも失礼じゃないか?と物議を醸し、いまだに保留になっている」
 とちょこっと苦笑い。
 草野「日本人はもともとシャッフルのリズムが好きだと思う」
 でもJ-POPやJ-ROCKでは16ビートの曲が多くなって、ライブハウスやクラブではノリにくい曲として認識されちゃった?と。
 実はシャッフルのリズムは演奏者には気持ちいいそうで、「えんえんと弾いていたくなる」んだそうだ。

 次は、THEE MICHELLEGUN ELEPHANTで「HI!CHINA!(1997年、3rd『Chicken Zombies』)。
 草野「90年代の後半、ミッシェル、、サニーデイ・サービス、ナンバーガールとか出てきて、売れ線ねらってないのにロックでバリバリ勝負できてて、うらやましかった」
 この頃のバンドのこと、くるりの名前も交えて、よくインタビューなどでも語っていますよね。刺激を受けた、と。
 なかでも、ロックな飲み屋で洋楽ばっかり流れるなかで、ミッシェルの曲が流れても「全然違和感なくて」スゴイなと思ったと。
 チバさんのしゃがれた声と轟音ギターとこのテンポ。すごい。 

 そして、The Smithsの「Panic」(1986年、11thシングル)。
 1982年デビューのイギリス・マンチェスターのバンド。活動期間は数年くらいで短いけれど、
 80年代のイギリスのロックを語るうえで重要なバンド、と。 

 草野少年も10代の頃、かなりはまったそうだ。
 草野「ボーカル、モリッシーのパフォーマンスとアイロニカルな歌詞が話題になるけれど」
 という前置きで、実は「ギターのジョニー・マー(「マーさん」と言って苦笑いして言いかえてましたけど)の影響を、自分だけではなくスピッツのギタリスト、テツヤも受けている」と。
 アルペジオが特徴で、「80年代から90年代、オレに脱メタルを促した」と。おおっ!
 「Panic」はそんななかでは異色作で、ロックな作品。
 「ラジカルで悪意に満ちた歌詞」の和訳を公共の電波にのせることはちょっと・・・ということだ。「気になる人は自分で調べてください」と。
 悪意・・・はないと思うけれど、チェルノブイリ原発事故のあとの呑気な「われわれ」を痛烈な言葉で批判している?
 むしろ、シャッフルのリズムにのせて、爽やか系の声で「Hang the DJ」とリフレインしているところが、ある意味。強烈。

 次は邦楽で、ボーカルJILLさん率いるPERSONZで「Midnight Teenage Shuffle」(1987年、デビューアルバム『PERSONZ』の1曲目)。
 「たんたんたんたこたこ」のときも「高速たんたんたんたこたこ」の曲(Deep Purpleの「Listen, Learn, Read On」でしたね。ココ)を紹介したので、ここでも「高速シャッフル」だそうだ。
 PERSONZのイントネーションをいろいろ繰り返したあとで(B'Zみたいに)、
 草野「大学生の頃、機材車の中でよく聴いていた曲です。気分が上がる曲!」
 歌詞にもお尻叩かれそうな勢いがあって、JILLさんのボーカルがいいですね。実力派のバンド、というイメージがある。
 ドラマの主題歌「Dear Friends」が有名かも。
 PERSONZ DearFriends

 JILLさんのボーカル、好きだったなあ。


 メッセージ①
 MC経験をしたリスナーさんから、「マサムネさんはすごい!」と言われて(笑)。
 「MCは今でも得意じゃないんですけど、コツは伝えたいと思うことを全部書き出すこと」
 普段から、MCに使えそうだぞ、という出来事があったら、メモっているそうだ。
 昔、秋田の温泉に行ったときなまはげタイムがあって、一人ひとりになまはげにすごまれるんだけれど、順番が来たらなまはげさんから「おめえは・・・、中学のときから聴いてます!」と言われて、「ここは貫けよ!」と思ったときも、あ、これ使えそう、ってメモったとか。そんなエピソード。

 メッセージ②
 「自分の名前は気に入ってる?」ときかれて、平凡ではないから「自意識過剰になるときも」と。
 検問にひっかかって免許証の提示を求められたとき、「まさむねさんですか~」と警官に言われて、「(スピッツだってことが)バレちゃったか」と思ったけれど、「いいお名前ですね」と返ってきて、自意識過剰だったな、と(恥ずかしい?)。
 かつて病院などで大きな声で「くさのまさむねさ~ん」と呼ばれたりしたときは、ちょっと・・・だったそうだ。


 そして、Bellyの「Gepetto」(1992年、EP盤でシングルカットもされた)。
 Bellyは1990年代に活動したバンド。グランジがブームになるちょっと前のオルタナシーンの頃。フムフム・・・。
 R.E.M. のツアーのサポートもした人気のバンドだそうだ。
 「『Gepetto』は3連符のシャッフルがとてもわかりやすい曲」と。
 ほんとうだ、全編を通じて貫かれているシャッフルリズムがクセになる。

 そして、いよいよ、「The Whoと並び称される、60年代のイギリスの伝説的モッズバンド」、Small Facesの「Lazy Sunday」(1968年、4th『Ogden's Nut Gone Flake』から先行シングルのヒット曲)。
 草野「何と言っても、スティーヴ・マリオットの声がいいですね。のちのちのロックボーカリストに影響を与えた」
 よくわからないけれど、ハンブル・パイのとき、ソロのときなど、R&Bっぽかったり、高音ののびやかさが強調されたり、いつも印象が異なる気がしていたっけ。
 1941年に44歳で亡くなっているが、昨年、娘がソロデビューしたそうで、「やっぱり歌がうまい」と。

 Mollie Marriott, Truth Is A Wolf Lyric Video

 たしかに、声幅も豊かで低音も響いて、魅力的だなあ。
 そうそう、コレクターズのマンスリーライブ「LAZY SUNDAY AFTERNOON」もこの曲名から命名、だそうです。「だと思いますよ」と草野氏。

 最後は、Cheap Trickの「Southern Girls」(1977年、2nd『In Color  蒼ざめたハイウェイ』)。
 草野「チープ・トリックはオレがいちばん影響を受けたバンド。チープ・トリックみたいなバンドをやりたいという思いがスピッツにつながっている」
 この曲はサビの部分で「くさのく~ん」と聴こえるところがあって(空耳アワー)、ロック好きの仲間(約4名とか)うちで大騒ぎになったそうです(笑)。
 ・・・お、ほんとうに、そう聴こえる。実際にはなんて言ってるんだろう。原詩がわからないので不明だけど。ちょっと知りたい。


 シャッフルリズムの曲が最近は敬遠され気味だけれど、すごく楽しいので、「もっとシャッフルで盛り上がろうぜ!」というメッセージを込めての特集だそうです。


 最後は「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナー。
 今回は、カステラの「体力に限界はあるのか」。
 1986年結成のカステラとはインディーズのころ何度か対バンあり。
 草野「メチャメチャ人気があったんですよ」
 ボーカルの大木知之さんは今ソロアーティスト、TOMOVSKYとして活動(双子の兄はThe ピーズの大木温之さん)。
 当時、サラリーマンをしながら活動していたメンバーもいて、大変だろうなと思っていたとか。
 「HAPPY」というシャッフル曲もあるんだけれど、「今日はオレの好きな曲」を選曲したそうです。
 「○○に限界はあるのか」・・・。「自由に限界はあるのか」と続く。


 そして来週の予告。
 「歌が始まっても鳴りやまないギターリフで漫遊記」。長い!
 例として、「ハチの針」をZO-3で聴かせてくれましたが、歌が始まっても続くリフ! 「これこそ、ギターリフの醍醐味が味わえる!」と。
 関ジャニ∞の番組でも同じような企画があったそうで、それとはかぶらない選曲をするそうだ。

 またメンバーの登場が予定されているようで、「各メンバーへの質問」もどうぞ、ということです。



 そうそう、前回で書き忘れたこと。
 以前にメンバー内でTeeanage Fanclubが話題になっていたとき、テツヤくんにはバンド名が「人間ジーパンクラブ」ときこえたそうで、それいいんじゃない、と盛り上がり? いつかその名前で全員Gパンはいてライブをしようと言いつつ、実現には至っていないそうだ。

 また、「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナーで紹介された
Sportsの 伊藤寛之さんがこんなツイートを。
 https://twitter.com/itokun_jp/status/1017234678590263296?s=11



                              



 サニーデイ・サービスのドラマー、丸山晴茂さんが亡くなられたそうだ。
 http://rose-records.jp/2018/07/post_492.html

 曽我部さんの言葉が悲しい。
 2015年春、ARABAKI ROCK FEST. での心地よいライブを思い出す。
 https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/2699558c2f1010646d1279b04c071335


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