隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ギターソロは「歌やメロディーで表現できない風景を表現するんだ」by GLIM SPANKY~漫遊記

2023年10月16日 19時43分32秒 | スピッツ

2023.10.15
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 10月も3週目! 
 「心に余裕のある方も、意外とギリギリだという方も、ちょっとした息抜きにしていただけると幸いです」

 今夜の特集は、「お待たせしました、リクエスト回です」、【あなたの好きなギターソロリクエストで漫遊記 Part 1】
 ギターソロのリクエストということで、草野くんは「ジェフ・ベックとかヌーノ・ベッテンコート などのリクエストがくるかと思ったら、オレも知らなかった、あんな曲、こんな曲のリクエスト、たくさんお寄せいただきました」と。


 セットリスト
 01 青い車(スピッツ)
 02 ただ君に晴れ(ヨルシカ)
 03 剣とパレット(森大翔)
 04 発光体(ゆらゆら帝国)
 05 Profession of Violence(UFO)
 06 IPPEICHAG(流田Project)
 07 大人になったら(GLIM SPANKY)
 08 Hourglass(9mm Parabellum Bullet)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「青い車」(1994年、5thアルバム『空の飛び方』)。
 90年代! とにかく朝が苦手で時間にルーズだった草野くん(そんなエピソード、たくさんききましたよね~。「曲は好きだけど、時間にルーズはマサムネさんはどうしても好きになれない。どうしたらいいですか?」というようなファンレターも届いたとか)
 そのころ、遅刻してレコーディングスタジオに着いたら、もう、この「青い車」のギターソロを録り終えていた、と。そのギターソロを聴いて、「なんか違うな」と思ったんだけど、遅刻した後ろめたさからそれが言えなかった。
 でも今聴くとすごくいいギターソロだし、「オレ、遅刻してよかったんじゃない?」と今は思っている。
 遅刻しなかったら、「オレはヘンにいじっちゃって、全然違うソロになっていたかも」と。
 (これが流れるたびに言っているけど、なんてステキな曲なんだ! メロディーも歌詞もサウンドも、そしてこの疾走感。ボーカルの声とギターソロの美しさは圧巻。「遅刻してよかった?」)
 この曲を「好きなギターソロ」にリクエストされた方の「推薦文」、最高ですね~。「やっぱりオレがレコーディングに遅刻してよかったんだね」(ホント!)

 最初の曲は、ヨルシカの「ただ君に晴れ」(2018年、2ndミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない 』)。
 「イントロもアウトロも含めたリードギターの夏らしさが最高です」とリクエスト。
 草野くんも「オレもヨルシカはギターに耳が行っちゃいますね。ギタープレイだけ聴くと、ロックだな、と。カッコいいと思います」。
 (とくにギタープレイに注意して聴かなかったことが、ん?と思えるほどに、たしかに耳に残るギタープレイかも)
ヨルシカ - ただ君に晴れ (MUSIC VIDEO)
 曲終わりで、「この曲、ギターだけじゃなく全体的にロック味を感じました。サウンドも気持ちいいですね」と。

 次は、森大翔さんの「剣とパレット」(2023年、1stアルバム『69 Jewel Beetle』 )。
 寝っ転がって聴いていたラジオから流れてきたギターのピュアな音に心ひかれた、というリクエスト。
 実際にライブに行ったら、「2本の腕から複数人で弾いているようなギターの音」が流れてきたそうです。
 草野くんも初めて聴いたそうです。ギタリストであり、シンガーソングライター。北海道知床出身の20歳
 「演奏も楽曲もホントにクオリティが高くて、もう未来はキミに任せたよ、と言いたくなるようなアーティストですね」と。
森 大翔「たいしたもんだよ」Music Video / Yamato Mori - “Taishitamondayo”
 曲終わりでも、「いやあ、スゴイな。クオリティたかっ!って思いました」と。
 (アルバムに収録された曲のタイトルもおもしろそうで、聴いてみよう!)

 森さんがXで・・・。
  https://twitter.com/yamatooo_guitar/status/1713553089612120404
  https://twitter.com/yamatooo_guitar/status/1713554351950872654


 そして、次の曲は、ゆらゆら帝国の「発光体」(1998年、メジャーデビューアルバム、通算4thの『3×3×3』)。
 複数人の方からのリクエスト。「改めて聴いてみたけれど、ギターソロだけではなく、すべてがハイライト。とにかくあがる!」「ギターソロのときの坂本(慎太郎)さんの独特なステップも思い出す」と。
 草野くんも、「この曲は、ゆらゆら帝国の曲の中でも特にあがる曲かもしれない」。
 スピッツでも「こういう曲やりたいんだけど、やっぱりね、素質がないんですよね、とくにオレ。だから爆音でゆらゆら帝国を聴くことで憧れを満たす・・・。(この曲は)ギターソロもヤバイです」。
 (ゆらゆら帝国のことは、インタビューでも名前がよくあがっていましたよね)
 曲終わりで、「センスのいい古着屋さんにいる気分にひたれますね」。
ゆらゆら帝国「発光体」(Official Music Video)
 (前にこの番組で、「カラオケでよく歌うツートップ」は、「ゆらゆら帝国で考え中」とエレカシの「奴隷天国」と言ってましたね~。聴いてみたい。ゆらゆら帝国は、この番組でもたくさんかけていますよね。愛というか、憧れなんですね)

 次は、洋楽リクエストで、「Profession of Violence」(1981年、9thアルバム『The Wild, The Willing And The Innocent』)。
 「洋楽リクエストは少なかったんで、貴重」と。
 リクエストされた方は、ゲイリー・ムーア、マイケル・シェンカーなどギタリストを列挙して、それぞれにメッセージを書きつつも、「その中でもマイナーな、故ポール・チャップマンをリクエスト。今聴いても絶品だと思います」。
 最近亡くなったそうで、草野くんは「オレも好きなギタリストです。マイケル・シェンカーさんがUFOを抜けたあとに入ったギタリスト。彼もマイケル・シェンカーさんに負けず劣らずフレーズのアイデアが豊富な方」。
 今日のこのバラード曲は「くっさいベタなギターフレーズが満載なんだけど、そのクサさがクセになります。ビブラートも気持ちがいい」と。
 (ベタだけど気持ちがもっていかれる感じ。夜中に聴きたい)
 曲終わりで、「部屋を暗くして聴きたいギターソロでしたね」

 次は、流田Project「IPPEICHAG」(2020年、自主通販のみでリリースした1stミニアルバム『NAGAREDA ROBO』)。
 流田Projectは、アニソンカバーロックバンド。穴澤淳さんのギタープレイをリクエスト。その方の情報によると、穴澤さんはスピッツが大好きで、カラオケの十八番は「冷たい頬」。そして「一番会いたい人が草野マサムネさん」とおっしゃっているそうです。(おおっ!)
 「そう言われるとオンエアしたくなる」と言いつつ、初めて聴いた草野くん、「めちゃめちゃカッコいいですね。うまい! 曲も盛り上がる。ギターソロがテクニカルかつエモーショナルで、これだけ弾けたら気持ちいいだろうなあ、と羨ましくなります」。
 以下が、「IPPEICHANG」のMV。
【IPPEICHANG】 流田Project オリジナル #originalmusic #流田Project #一平ちゃん
 (いやいや、ギターだけじゃなく、ほかのメンバーのプレイもすごいですね~。結成は2009年。大学の仲間同士のキャリアのあるバンドなんですね)
 曲終わりで、「めちゃめちゃ弾きまくってましたね。途中ちょっとリッチー・ブラックモアも入ってたし。エアギターしたくなりました」。

 次は、GLIM SPANKYの「大人になったら」(2015年、配信シングル/2015年、1stアルバム『SUNRISE JOURNEY』)。
 リクエストされた方によると、SNSで「ギターソロはいらない」論争があったころ、ライブでGLIM SPANKYの亀本さんが「歌やメロディーで表現できない風景をギターソロは表現するんだ」と言っていたそうです。
 この曲も、「アウトロのギターソロがすばらしい! 『大人になったらわかるのかい♪』という歌詞の世界観をギターソロで突き付けられて、グンと曲のスケールが広がる」とリクエスト。
 草野くんは、「これですよ、これ! 亀本くん、ギタリスト全員の気持ちを言語化してくれてありがとう」と。「ギターソロとは?」と問われたときには、「オレもこれ、真似させてもらおうかな」。
 GLIM SPANKYでは、「松尾レミさんのエモーショナルな歌と亀本くんのギターソロの対比がカッコいい、といつも思っています」。
 (わかります。ふっとしたときに彼らの曲が流れると、胸の奥がググっと動いて、体が立ち止まる気分を味わえる。どこか懐かしくほろ苦く、来し方に思いを寄せてしまうロック! 大好きです!)
 曲終わりに、「まさに、歌声やメロディーでは表現できない風景を見せていただいた感じでしたね」。

 そして最後は、9mm Parabellum Bulletの「Hourglass」(2022年、9thアルバム『TIGHTROPE』)。
 「悲しげなイントロからは想像できないジェットコースターのようなギターソロ。何度聴いても体が動いてしまうし、ニヤニヤがとまりません、ぜひ皆さんと、この感動を分かち合いたいです」とリクエスト。
 「9mmの滝くんのギタープレイもすごいよね。複雑なプレイなのに、結構派手にステージで動くしね」と草野くん。
 草野くんは一時期、「YouTube見ながら9mmのギタープレイのコピーにチャレンジしてたこともあるんですけど、難しかったですね~。かなり・・・無理でした」と。
 (最新アルバムの、いつ聴いても美しい曲だし、サウンド的には激しい曲だなあ)
 曲終わりで、「さすがにこのギターソロは、コピーできなさそうですね」。


 特集の最後に
 リクエスト回は、「新しい出会いや気づきをいただけるので、本当にうれしいですね」。
 そして、映画評論家の水野晴郎さんっぽく、「ギターソロって、やっぱりいいですね」。
 (本当にステキな回でした。来週も楽しみです!)

 「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 でも今回と次回は「オールリクエスト」ということで、このコーナーはお休み。
 「『時間旅行愛好者』の方は、どうかご了承ください」

 そして、来週も引き続き、「あなたの好きなギターソロリクエストで漫遊記 Part 2」です。
 予想をはるかに越えたリクエストが寄せられたそうです。
 「来週も、あなたからのリクエストで漫遊させていただきます」

 「草野さん、タイミングがラッキーで、行列店に並ばずにすんなり入れちゃった!」
 (今どうしても入りたい台湾料理の行列店がある。でも行列がとにかく苦手なんです。ラッキーなタイミング? 教えてほしい・・・)


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