『くればいいのに』(KREVA feat. 草野マサムネ from SPITZ) 2007年6月20日リリース
●昨夏に聴いた「チェリー」と「ひとりじゃないのよ」
ヒップホップとか、ふだんはあまり聴かないんですけどね。RIP SLYMEとかKICK THE CAN CREW のシングルくらいは聴いていたけど。
去年の「ロックロックこんにちは in 大阪」での、KREVA+スピッツの「チェリー」のセッションは楽しくて笑ったけど、そのときに聴いたKREVAの「ひとりじゃないのよ」はちょっと心震えるほどすてきでした(ここにレポあります。長いやつ。笑)。
●流れる違和感?
やっぱりね、「feat. 草野マサムネ from SPITZ」ときたら、買わないわけにはいかないです。
KREVAのHPで一時期、マサムネパートを聴けたんだけど、そのうちイントロになってしまったし、ラジオで結構かかっていたらしいけど、あえてスルーしていたし。
漂い流れるようなイントロがなんとも都会的で大人な感じで、心地よい。KREVAのラップもむしろ押さえ気味な感じ? 言葉もヒップホップにもしアレルギーがある人でも、案外すんなり受け止められるかも。
そして、KREVAから草野への流れが、思ったよりずっと自然なのにちょっと感動。ツンツンと縦に揺れていた世界が、スピードを落として横向きに方向を変える感じ?(どんなだ?)
ありふれた言い方だけれど、草野マサムネの声、宝だなあ。KREVAが草野に歌ってほしいメロディーができた、ということで本人に直接連絡したらしいけど、いい使われ方だったのでは?
●草野ワールドもあり、です
「Words by KREVA and 草野正宗」とあるから、草野パートの部分は共同作業だろうか。かつて草野は、「メロディーはいいけど、歌詞の場合、人の作ったものは歌えない」と語っていたっけ(もちろん、カバー曲のようにすでにできあがったものの場合は別だろうけど)。
ラップの部分のストレートな積極的な心情吐露と違って、「フワフワと実体のつかめないせつなさ」みたいなものが浮遊する感じ。このあたりは草野の手が入っている感じはするかな。
KREVAの具体的で具象的な言葉と、草野のイメージを大事にする思いが、うまくバランスとれている? 大サビの部分は、もろ草野ワールドかもね。
●「あなた」にドキッ!
いろいろな感じ方ができそうな曲。
一人の男の中の二面性を、KREVAのラップと草野のボーカルのアンバランスがうまく表現している気もする。言葉を駆使して気持ちを伝えようとする前向きな男の中にある、せつないけど、こんな感じも悪くないかな、と流れに身を見をまかせる、ちょっと引きこもりな男の穏やかさ。
だけど、草野のパートの部分が相手の女性の気持ち、と感じると、それもちょっといいね。草野の声を「スピッツ」として聴いているとあまり感じないけれど、男性シンガーとのセッションで聴くと、その力強さもさることながら、やっぱりハイトーンな部分は異質。だから、女性の心境?とか思ってしまったのかも。草野の作る詞に「あなた」はあまり登場しないから、そんなふうに思ったのかもしれないけど(あの声で「あなた」は、ちょっとドキッとする。笑)。
まあね、二人して「逢いにくればいいのに」なんて言ってたら、いつまでたっても逢えないけど(笑)。
そんなわけで、「スピッツ」じゃない草野の声も十分に楽しめる、かっこいい企画です。
もうすぐ、筒美京平トリビュートの『POPULAR MUSIC』で、「木綿のハンカチーフ」を聴くことができそう(「いいえ、あなた~♪」は、ちょっと楽しみ)。
それでも、こういう曲を聴いていると、やっぱりスピッツのバンドサウンドにのって聴こえてくる草野のボーカルがますます楽しみになる。そうですよね?
昨夜発表されたけれど、8月のニューシングルのタイトルは「群青」「夕焼け」。
うーん、「群青」か~。これはなんか、期待感が高まるばかり!といった感じのタイトルですねぇ。
●昨夏に聴いた「チェリー」と「ひとりじゃないのよ」
ヒップホップとか、ふだんはあまり聴かないんですけどね。RIP SLYMEとかKICK THE CAN CREW のシングルくらいは聴いていたけど。
去年の「ロックロックこんにちは in 大阪」での、KREVA+スピッツの「チェリー」のセッションは楽しくて笑ったけど、そのときに聴いたKREVAの「ひとりじゃないのよ」はちょっと心震えるほどすてきでした(ここにレポあります。長いやつ。笑)。
●流れる違和感?
やっぱりね、「feat. 草野マサムネ from SPITZ」ときたら、買わないわけにはいかないです。
KREVAのHPで一時期、マサムネパートを聴けたんだけど、そのうちイントロになってしまったし、ラジオで結構かかっていたらしいけど、あえてスルーしていたし。
漂い流れるようなイントロがなんとも都会的で大人な感じで、心地よい。KREVAのラップもむしろ押さえ気味な感じ? 言葉もヒップホップにもしアレルギーがある人でも、案外すんなり受け止められるかも。
そして、KREVAから草野への流れが、思ったよりずっと自然なのにちょっと感動。ツンツンと縦に揺れていた世界が、スピードを落として横向きに方向を変える感じ?(どんなだ?)
ありふれた言い方だけれど、草野マサムネの声、宝だなあ。KREVAが草野に歌ってほしいメロディーができた、ということで本人に直接連絡したらしいけど、いい使われ方だったのでは?
●草野ワールドもあり、です
「Words by KREVA and 草野正宗」とあるから、草野パートの部分は共同作業だろうか。かつて草野は、「メロディーはいいけど、歌詞の場合、人の作ったものは歌えない」と語っていたっけ(もちろん、カバー曲のようにすでにできあがったものの場合は別だろうけど)。
ラップの部分のストレートな積極的な心情吐露と違って、「フワフワと実体のつかめないせつなさ」みたいなものが浮遊する感じ。このあたりは草野の手が入っている感じはするかな。
KREVAの具体的で具象的な言葉と、草野のイメージを大事にする思いが、うまくバランスとれている? 大サビの部分は、もろ草野ワールドかもね。
●「あなた」にドキッ!
いろいろな感じ方ができそうな曲。
一人の男の中の二面性を、KREVAのラップと草野のボーカルのアンバランスがうまく表現している気もする。言葉を駆使して気持ちを伝えようとする前向きな男の中にある、せつないけど、こんな感じも悪くないかな、と流れに身を見をまかせる、ちょっと引きこもりな男の穏やかさ。
だけど、草野のパートの部分が相手の女性の気持ち、と感じると、それもちょっといいね。草野の声を「スピッツ」として聴いているとあまり感じないけれど、男性シンガーとのセッションで聴くと、その力強さもさることながら、やっぱりハイトーンな部分は異質。だから、女性の心境?とか思ってしまったのかも。草野の作る詞に「あなた」はあまり登場しないから、そんなふうに思ったのかもしれないけど(あの声で「あなた」は、ちょっとドキッとする。笑)。
まあね、二人して「逢いにくればいいのに」なんて言ってたら、いつまでたっても逢えないけど(笑)。
そんなわけで、「スピッツ」じゃない草野の声も十分に楽しめる、かっこいい企画です。
もうすぐ、筒美京平トリビュートの『POPULAR MUSIC』で、「木綿のハンカチーフ」を聴くことができそう(「いいえ、あなた~♪」は、ちょっと楽しみ)。
それでも、こういう曲を聴いていると、やっぱりスピッツのバンドサウンドにのって聴こえてくる草野のボーカルがますます楽しみになる。そうですよね?
昨夜発表されたけれど、8月のニューシングルのタイトルは「群青」「夕焼け」。
うーん、「群青」か~。これはなんか、期待感が高まるばかり!といった感じのタイトルですねぇ。