隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

薄いパーカーで汗をかく二月の午後

2024年02月15日 21時03分42秒 | 日記

2024.02.15(木)



 ここは気味が悪いほど、暖かい。
 これは、北海道以外で全国的になんだろうか。
 でも雨のところも多く、荒れた一日になるところも多いという予報。

 軽く丘を越えて仕事の用事をすませ、帰りに大学の裏手にできたホームセンターでフライパンの蓋を購入。

 だいぶくたびれていたけれど、ようやく新しいのを手に入れて、肉を焼くのが楽しみ。
 それにしても、2月に薄いパーカーだけで軽く汗をかく、なんて。
 髪をカットしておいてよかった。

 私の周りでは、少しずつ春が動き始めている。
 ベランダのアジサイが芽吹き始めた。
 この間まで枯れ葉を残していたけれど。
  

 昨日は、母の面会。
 マスクで顔の半分は隠されているが、それでも化粧をしなくなった母の肌は白くて、自然できれいだ。
 化粧をしていたころの母はもちろん若かったけれど、素の肌は今のほうが透き通っているように見える。
 もちろん、確実に、そして大いに老けたけれど、この透明感をどう表現したらいいだろう。
 そしてこの施設の最高齢者は今回も、「なんでこんなに元気なのかしらね。食べるものも美味しいから残すこともないし」をいたずらっ子の目で笑う。
 前は嫌だったさまざまなことが今は少し影を潜めたのは、母ではなく私が変わったからだとわかっている。

 1か月に1回、歯科の口腔ケアを受けている。入所したときからの母の希望だ。
 昨日も施設の前に歯科医院の車が止まっていたので、「今日は歯の日なのね」と言うと、
 「そうなのよ。結構受けている人がいるのよね。私は知らない人に診てもらうのは嫌だから、『結構です』って断ってから、ずっと受けてないのよ」
 そう言う。
 そんなことはない、毎月いくらかの診療費を支払っている。
 最近は少し物忘れ的な傾向を示すことがあり、スタッフの方が軽く促すと、「ああ、そうだったわね」と納得するという。
 昨日も、そんなことはないでしょ?と問いつめることはせずに、「そうなんだ、いやだったのね」と確認するだけに留めた。
 ケアマネジャーの方に、どんな状況なのか尋ねてみよう。


★ 日比谷音楽祭2024に・・・
  https://hibiyamusicfes.jp/2024/
 『日比谷音楽祭2024』(実行委員長:亀田誠治さん)に、スピッツが出演する。
 
  2024年6月8日(土)・9日(日) 10:30-20:30(予定)
   at 日比谷公園/東京ミッドタウン日比谷(サテライト会場)
   入場・参加無料
 
 このイベントのコンセプトはコチラから。



★あの曲の原画も
  草野マサムネ×junaida
  ひみつストレンジャー展
  https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/6199.html

  期 間:2024年3月15日~4月21日 11:00〜20:00
  場 所:ほぼ日曜日(渋谷PARCO8階)
  入場料:800円(小学生以下無料)

 昨年刊行された『ひみつストレンジャー』は、スピッツの17thアルバム『ひみつスタジオ』に収録された13曲の全歌詞がストーリーになった「不思議な絵本」。
 この本に収録されているすべての原画と、今回junaidaさんが新たに描いた2曲「祈りはきっと」と「アケホノ」の原画も一緒に展示されるそうです。
 覗いてみたい。



★『アストリッドとラファエル 文書係の事件簿』
 近未来の事件?と思わせたり、濃密な人間ドラマが底辺に眠る事件だったり、その斬新さにも気持ちをもっていかれる。
 そして、主人公の二人の好対照な女性の心の機微も、丁寧に、ときに極上のユーモアも交えて描かれる。
 有能な捜査官だけど、恋愛下手?で奔放で、実は不器用なラファエルは、自閉症で繊細で頭脳明晰なアストリッドが戸惑ったり躓いたりするたびに、あの声で「大丈夫だよ」と軽く背中を押す。
 あの柔らかくも強く、絶妙の「強度」でアストリッドの一歩を促す彼女の寄り添い方は、私の今までのすべての不完全な行為の手本となる理想形だなあと思わせる。
 もっと若いときに見たかったな、このドラマ。
 今からでも遅くはないかな。




 いつかライブで「讃歌」を聴きたい。アリーナでは叶わなかったから。
 スピッツの曲には珍しいくらいのベタな歌詞が、メロディーの高まりとともに空の果てに飛び立っていきそうなサビ・・・。
 ライブで聴いたら、どんな風景が見えるだろうか。
 昨日電車の中で聴いていたら、いろいろな光景が生まれて消えて、微妙な居心地のいい、でもちょっと苦しい時間となった。
 いつか・・・、いつか。


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