隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ドラマー飲み会話~スピッツ 﨑ちゃんと漫遊記

2024年01月23日 14時08分15秒 | スピッツ

2024.01.21
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「年も改まりまして、4週目」。
 かなり前に収録しているので、「オンエア時に寒いのか、世の中はどうなっているのか」はわからない状況だが、「いつもどおりマイペースで」番組は続いていく。

 今週は、【新春恒例・スピッツメンバーと漫遊記】の2週目 !!
 今日のゲストは、「おめでとうございます。ドラムの﨑山龍男です」。
 昨年の﨑ちゃん回のテーマは、「大尊敬するドラマー」(ココ)で、海外のドラマー中心だった。
 マ(草野)「スピッツのサウンド面のルーツが垣間見れたのではないか」
 﨑「そうですね」
 今年は新たなテーマで、と言う草野くんに、「でもドラマー中心の選曲になるとは思うんですけど」と﨑ちゃん。

 オンエアリスト
 01 オケラ(スピッツ)

 02 MOON AND THE MEMORIES(D'ERLANGER)
 03 誘惑(GLAY)
 04 All Generations(Hi-STANDARD)
 05 独壇場Beauty(BUCK-TICK/p>)
 06 Place to Try(TOTALFAT)
 07 こいのうた(GO!GO!7188)
 08 ロボット(The Wells)
 09 カロン(ねごと)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「オケラ」(2009年、35thシングル「君は太陽」のカップリング/2012年、スペシャルアルバム『おるたな』)。
 なぜ﨑ちゃんがこれを選んだか?
 これはドラムで始まる曲で、短いイントロではなく、﨑「4小節も続く。なんか新鮮だな、と思って」ということです。
 (たしかに。で、このドラミングがすごく高く響くように感じて、イメージが広がる)
 そして今回は、﨑ちゃんが、マ「噂のドラマー飲み会(笑)」で親しくなったドラマーの曲をピックアップして聴かせてくれる「ドラマー飲み会で漫遊記」。
 ということで、邦楽中心です。
 マ「ドラマーって職人さんっぽいからか、結構、横のつながりがあるよね」
 﨑「バンドの中では(ドラマーは)一人なので。二人いるバンドもあるけど」、だからバンドの中でドラムについて語り合うことはあまりないから、と。
 﨑「一緒に集まりたがる」
 マ「仲いいよね、ドラムの人たちって」

 最初の曲は、「ビジュアルの先駆者的バンド」、D'ERLANGERの「MOON AND THE MEMORIES」(1990年、2ndアルバム『BASILISK』)。
 ドラマーは、菊地哲(Tetsu)さん。
 D'ERLANGERは、マ「(スピッツと)ほぼ同世代ぐらいだよね」。
 Tetsuさんは、﨑「いろいろな経歴があるが、44MAGNUMのドラマーのJOEさんの手伝いをしてた」。
 マ「44MAGNUMも、オレら好きで、よくライブ見に行ったりしてたしね」
 D'ERLANGER - MELODIES【Live】
 50代ドラマーは、マ「ドラマー飲み会では、わりと年配の部類に入ってる? 﨑ちゃんもそうだけど」
 ボーカルやギタリストは、マ「横のつながりが薄い。ベースとかも集まるじゃない?」。
 それっていいなあと思った草野くん、10年くらい前に「ボーカルだけで飲もうか」となって、「YO-KINGとかモンパチの清作くんとかと飲んだことあるんだけど、それきりだもんね」。二次会には、「なぜか及川ミッチーもいて、インパクトのある飲み会ではあったんだけど」と。
 﨑「夏のイベントとかで、ボーカルだけで集まってること、あるよね」
 マ「あるある」。でも歌ってそれぞれ自己流だから、「どうでもいい健康とかの話で終わっちゃう」(笑)。

 ドラマー飲み会について。
 正式名称は? 﨑「ドラマー飲み会とか、ドラム飲み会とか」に対して、マ「そのまんまなんだね」(笑)。
 いちばん多いときで150人集まったという話に、「へぇ~」とマジで驚くボーカル。
 ドラムを教えている人が生徒を連れてきたりすることもあるとか。
 そんな人数を収容できるお店が閉店してしまって、﨑「今はライブハウスとかでやってる」。
 コロナ禍ではさすがにできなくて、この放送が流れる頃に久々のドラマー飲み会が開催される予定とか。
 マ「それに参加するために、オレもドラム始めようかな」


 次は、GLAYの「誘惑」(1998年、13thシングル)。

 (懐かしい!!)
 ドラマーは、Toshi Nagaiさん。
 ずっとGLAYのサポートメンバーだが、その前には「氷室さんのバックもやっていた」。
 マ「すごい実績のあるベテランの方なんだね」
 巨匠!という存在だけど、﨑「いろいろ優しく教えてくれる。東京ドームはやりやすいよ~、とか」
 マ「そうか、東京ドームでも叩いたことあるんだ~。東京ドームで叩いたことあるドラマーって限られてくるもんね」
 (たしかに・・・。)


 﨑ちゃんに質問。

 「運命の人」で待っているときとか、ほかの人がMCでしゃべっているとき、「﨑山さんはドラムスティックをクルクル回していることがあるけれど、あれは簡単にできるの? シャーペンを回すのとは違うと思うけど。ラジオで教えるのは難しいかもしれないけど」と。
 マ「あれ、オレも知りたいわ」
 﨑「シャーペンを回すのと似てるかも」と言いつつ、説明してくれました。
 「人差し指と中指でバランスのいいところで挟んで・・・だんだん回ってくる」
 (いやいや、見えないし・・・。草野くんも苦笑いしてるし)
 シャーペンよりスティックのほうが長いから、回しやすいらしい・・・ということは想像できたけど。
 﨑「慣れてくると・・・こうやって」(いや、見えないし)
 マ「カッコいいよね。ハードロックのドラマーの方が上にかかげて回したりするとね」
 﨑「そうそう。プレイ中にやる人がいるんだけど、あれはちょっとね、やりすぎかな」
 マ「やりすぎない程度回すと、より際立つ・・・と」


 次は、Hi-STANDARDの「All Generations」(2017年、4thアルバム『THE GIFT』)。
 ドラマーは、恒岡章さん。亡くなられて1年くらいたつだろうか。
 恒岡さんはチャットモンチーでもドラムを叩いていたことがあるが、スピッツがチャットモンチーのイベントに出たとき(コチラ)、前日に彼も出演していて、残ってスピッツのパフォーマンスも見てくれていたとか。
 マ「ハイスタは3人ともカチッとしたプレイだから、ドラムもタイトで気持ちいいよね」
 Hi-STANDARD以外でも、いろいろなバンドに参加して、﨑「活躍されていました」と。
Hi-STANDARD - Stay Gold [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
 (歌詞がシンプルで、心に刺さる。好きな曲です)

 次は、BUCK-TICKの「独壇場Beauty」(1979年、4thアルバム『OUR DECADE』)。
 ドラムは、ヤガミトールさん。
 ベテランのドラマーで、﨑「アニイ(ベースの樋口さんの兄なので)といるとね、自分がいつまでも若手の感じでいられる」
 彼も若手に教えたりすることが多いそうだ。
 﨑「ドラムのある店で飲んでいると、(若手に)お前、叩いてみろ、と言ったりする」。

 そういうことで、ライブハウスが飲み会の会場になったりする。﨑「途中から、みんな叩きだして、そして(アニイが)教えてくれる」。
 だから、自分がずっと若手みたいな気持ちでいられるんだな。マ「そういう存在って大事だよね」。
 BUCK-TICKは以前は全員髪を立てていたが、みんなやらなくなって、
 マ「ヤガミトールさんだけ、ずっと立ててるね」。最後までやってるのがカッコいいと思っちゃうね、と草野くん。

 ドラゴン花火がきれいに散っているみたいで、「ステージ映えするだろうな」。
 初めて新宿JAMで見たとき、フロント3人は背が高くて、あの髪型だから、﨑「ジャンプすると天井についてんじゃないか」。
 マ「そうだね~。JAMは天井が低いしね」


 﨑ちゃんに質問。

 ドラムを叩くときの姿勢に言及するリスナーさん。
 「昔は猫背だったのに、ここ数年、めっちゃ背筋が伸びている」と。
 﨑「鋭いっすね~。姿勢、変えましたね」
 体の力を抜く意味で、﨑「こんな感じだったの」(見えないよ(笑)。猫背だった、ということらしい)。
 スピッツの曲で言えば、「さらさら」のころはそんな感じだった。
 﨑「あんまり力を抜きすぎると、全体のビート感が途切れちゃうので、腰はスッと起こすようにして、足と上半身が連携するような感じで」のぞむようになったそうだ。
 﨑「腰は入れておいたほうがつながりがスムーズ」
 姿勢によって体への負担は異なる。﨑「オレも、腰、やってるから」
 (大変な時期もあった、と知りましたよね)
 昔のロックバンドのドラマー、例えばジョン・ボーナムとか、イアン・ペイスも、マ「昔の映像見ると、ちょっと猫背気味だよね」。
 﨑「そうそう、前傾姿勢というか・・・」
 マ「最近だと、アジカンの伊地知くんとか、メチャメチャ姿勢いいじゃん。あれはあれで、見ててカッコいいなと思うし」
 ドラムの姿勢で試行錯誤されている方へ、マ「﨑ちゃんの話を参考になさってください」。


 そして次は、TOTALFATの「Place to Try」(2011年、2ndシングル/2012年、6thアルバム『Wicked and Naked』)。
 﨑「後半は、若手(のドラマー)で」ということで、TOTALFATのドラマーは、Buntaさん。
 Buntaさんは体も鍛えているドラマーで、マ「今聴いてたけど、バスドラも結構体力要るよね」。
 﨑ちゃんはTOTALFATが好きでよく聴くんだけど、ここはどうやってるんだろう・・・というところがあって、飲み会できいたりするらしい。
 マ「わかってもできないプレイとか、ありそうだよね」
 そういうところを﨑ちゃんは練習したりする。
 ツェッペリンの「Good Times Bad Times」みたいにずっと続く演奏では、マ「どんだけ足を鍛えているんだろうと思うよね」。
 﨑ちゃんが言うには、(Buntaさんの場合は?)1つのペダルで叩く場合もあるし、2つのペダルを使う場合もある、そうだ。
Place to try - TOTALFAT (Official Music Video)


 﨑ちゃんに質問。
 「笑顔を作るのが苦手」なリスナーさんから。
 「そんな私にとって、﨑山さんの笑顔は憧れです」
 (わかる。演奏中のあの例の笑顔ね)
 﨑「ぼくの顔って、年もあるけど、普通にしてると疲れて見える。目がトロ~ンとして」
 マ(笑)。
 アクリルスタンドの自分を見て、﨑「オレ、普通はこういう顔してるんだ、と思った」。
 マ「わりと二重の幅が広いからね」
 で、意識して口角上げるようにしていたり、目をパチッと大きく開けたり・・・。
 マ「一応、練習してるんだ」
 﨑「意識はしてる」
 (おお、そうなんだ)

 「美しい鰭の初めのドラムが好き」なリスナーさん。
 (ステキですよね)
 「﨑ちゃんオススメのスピッツ曲のドラムは?」
 﨑ちゃん自身は、「美しい鰭」のフィルは「チェリー」のような印象的なものにしたいと思っていた。
 草野くんが言うには、スピッツ曲は、「裸のままで」とか「たまご」とか、「フィルインが印象的な曲って多いっちゃ多い」。
 﨑「フィルって、ライブでは今でも緊張するんですよね。だから失敗も多い」
 マ「えっ、あ、そう?(笑)。今のところ、『美しい鰭』で、﨑ちゃん、失敗した?って思ったことはない」
 「チェリー」とかでも、たまに「やっちゃった」ということがあるらしい。マ「かすっちゃったり、とかね」
 「美しい鰭」は、頭の中で何回も練習している、そうだ。
 ほかの曲でも、﨑「頭のフィルインはみんな頑張っているので、聴いてもらいたい」と。
 マ「スピッツは、﨑ちゃんのドラムで入ろうよ、と言うことが多いから」、探せばたくさんありそう。


 次は、GO!GO!7188の「こいのうた」(2000年、3rdシングル/2000年、1stアルバム『蛇足歩行』)。
 ドラムは、ターキーさん。
GO!GO!7188 [こいのうた] 低画質PV付き
 (この曲を聴くといつも切なくなれる。年齢は関係ない)
 ターキーさんはドラム飲み会の幹事をやったりして、﨑ちゃん宅に遊びに来たこともある。ドラムを教えたりもしていて、交友関係も広い。
 草野くんは、GO!GO!7188は解散後に聴くようになって、「いいな」と思ったそうだ。マ「曲にザ・ピーナッツが入ったりするんだよね。﨑ちゃん、カバーしたし(笑)」
 (ゴースカの「恋のバカンス」、楽しそうだったね)
 スピッツが「Mステ」に出演したときには、ほかのアーティストのバックでドラムを叩いていたそうです。
 (こんな楽しいイベントで、﨑ちゃんやターキーさんの演奏を楽しみました(ココ)。ねごとの小夜子さんも出演)

 そして最後は、The Wellsの「ロボット」(1989年、デビューミニアルバム『1960’s GUN』)。
 ドラマーは、坂巻さとしさん。
 﨑「スピッツで活動しだして、最初の先輩・・・というか」
 マ「そうね」
 﨑「ドラムのこといろいろ教えてくれたり、ドラム貸してくれたり」
 ドラマーで飲もうよ、と誘ってくれたのも彼。最初は、ジュンスカの小林さんと三人で飲んだそうだ。
 マ「ホントは坂巻さとしさんっていうんだけど、みんな『お兄ちゃん』って呼んでた。ベースの晋さんのお兄さんだったんだよね」
 スピッツがアマチュア時代に対バンして、マ「すごい演奏力高くて、オレたち最初、圧倒されちゃって打ちのめされた」。
 さとしさんはすでに仕事をしていたのでリハはスタッフのような人が叩いていたけれど、「本番では、すごいパワーでびっくりした」。
 マ「オレら、もっと頑張らなくちゃ、って思ったね。そういうバンドでした」
ぼくらの唄 - The Wells
 曲終わりで、マ「音源よりライブはもっとすごかった、と思うんだよね」
 﨑「オレもそう思う」
 マ「音源はおとなしいっていうか。タイムマシンでオレが戻ってプロデュースし直したいくらい。ライブ、すごかったよね、こんなんじゃなかった」(って、少し悔しそう?)


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、ねごとの「カロン」(2011年、1stシングル/2011年、1stフルアルバム『ex Negoto』)。
 (イントロは、「353号線のうた」)
 ねごとの「カロン」は、この番組で流れるのは3回目? マ「番組オンエア率が高い曲。いいよね~」
 (ホントだ! ココ(大和言葉のバンド名で漫遊記)とコチラ(2011年の日本のロックで漫遊記)で)
 ドラマーは、澤村小夜子さん。
 ドラマー飲み会にも参加して、「そういう関わりを持ってくれる人」。
 マ「彼女、うまいよね。それにアクションもカッコいい。舞い踊る感じで見栄えがする」
 﨑「長い髪もはためいたりして」
ねごと - カロン [Official Music Video]
 曲終わりで、マ「彼女、ココアが好き? なんかココアの話をした記憶がある」
 﨑「アイスココア、いつも飲んでる。ライブ中も」
 マ「今でも好きなのかな?」


 終わりに。

 マ「今日ききながら思ったんだけど、この年になると話の弾む友達って少なくなってきて、ちょっと羨ましいって思うよね。ボーカリストって、オレも含めて、自己チューが多いから、なかなかそういう集まり、難しいのかなとも思うのですが」
 そして、「自己チューから脱して、人の幸せを願う人にならなければ・・・とかいろんなことを考えてしまいました」
 﨑(笑)。
 (いつもそう思うけど、この世界に何十年いてもきっと変わらなかったんだろうな、と思わせてくれる人柄がにじみ出てくるような﨑ちゃん回でした。メジャーな存在のドラマーになっても、ドラムを愛する人として、ただそこにいる・・・。勝手に想像して、柔らかい気持ちになりました)


 来週の特集も、「新春恒例、スピッツメンバーで漫遊記」第三弾、ということで、﨑「あの人が」(笑)。
 草野くんが昨年のオンエアを聴いたら、「オタク同士の早口の回になってて・・・。来週は気をつけてゆっくり話すようにしようかな」と。そして、ずっと﨑ちゃんの笑い声!
 (ホントに速かった! 得意なはずのテープ起こしが全然うまくいかなかったよ)


 「草野さん、気持ちが楽になるおまじない、あるんですよ」

 そして最後に、﨑「ハイ、楽しかったです。ありがとうございました!」


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 競歩で退場~スピッツ大阪城... | トップ | 温かい風呂・・・と、滂沱の涙 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。