■無力
今の私にできること
胸のボードに書き留めてみる
ひとつ ふたつ みっつ…
数えるほどしかありません
あの夏の日の 新宿の雑踏
黄色い太陽と けだるい空気
疲れて汚れたあなたが
意味のない言葉を吐いた
全身を受け皿にして
その言葉を解剖する
重い単語だけが
私の心に沈殿していった
今思えば 陳腐な言い訳
「生きていけない 歩いていけない」
それでも 幼い私には
あなたの崩壊が見えたのです
今の私にできること
今日のあなたに返せる言葉
ひとつ ふたつ みっつ…
数えるほどもありません
今の私にできること
胸のボードに書き留めてみる
ひとつ ふたつ みっつ…
数えるほどしかありません
あの夏の日の 新宿の雑踏
黄色い太陽と けだるい空気
疲れて汚れたあなたが
意味のない言葉を吐いた
全身を受け皿にして
その言葉を解剖する
重い単語だけが
私の心に沈殿していった
今思えば 陳腐な言い訳
「生きていけない 歩いていけない」
それでも 幼い私には
あなたの崩壊が見えたのです
今の私にできること
今日のあなたに返せる言葉
ひとつ ふたつ みっつ…
数えるほどもありません
”それでも 幼い私には
あなたの崩壊が見えたのです”
切ないような怖いような・・・
映像が浮かぶ、というのは、何か広がりがあるようで。
幼い頃のほうが、無防備だからこそ優しかった、ということってありますよねえ。